第16話 最凶の悪魔ルシファー-この破壊力……最凶-
すると、さっきまでの身体中の痛みが嘘の様に消えて逆に力が、みなぎってきたのが分かる。
そして俺は赤紫色の炎を振り払う。リアルなファウスト。その名前はファウスト・ルシファーフォーム。
「最後ノ悪足掻キカ?仮面ノ戦士。」
「悪足掻きじゃねぇよ。セイオウボ、お前の裁きだ。」
「フン!」
セイオウボは俺に向かって蛇の触手で攻撃するが、俺はセイオウボの触手を片手で振り払う。
「何?!私ノ全力ヲ、イトモ簡単二!」
「どうやら俺と、お前の差が開き過ぎだ様だな……」
セイオウボは、ついさっきまで俺に通用していた攻撃を簡単に破られて困惑している。
「大翔さん。背中に着いている触手は大翔さんの意思でどんな風にも使えますし、両手の掌を合わせれば技も可能ですよ。掌を合わせて左手に触れれば、魔力の剣。右手に触れれば、エネルギー弾。右足に触れて地面に踵落としをすれば、少し遠くの敵にも攻撃できますよ。」
「そうか。」
俺は背中にある2つの触手を地面に叩きつけて、少し離れたセイオウボに近付き、右のストレートをセイオウボのボディーに喰らわす。
「グォ……バ、馬鹿ナ……」
「ふん。」
セイオウボは地面に、うずくまり、さっきとは真逆で形勢は逆転された。
しかしセイオウボは、すぐさま立ち上がり俺との距離を離して4本の蛇の触手で俺に攻撃を仕掛ける。
[Lucifer Shooting]
俺は両手の掌を合わして右手に触れるとサキュバスの機械音と共に右手に魔力が溜まり右手の拳をセイオウボに向けて放つ。
「グアァ!!!」
魔力弾は無数にマシンガンの様に連続で放たれてセイオウボの触手を消し去りセイオウボにも大ダメージ。
「クッ……コ、コンナ事ガ、アッテ堪ルカアァー!」
「負けを認めろ。セイオウボ。」
「クソガアァー!!」
セイオウボは魔剣を取り出して俺に走って近付く。
【Lucifer Blade】
俺は両手の掌を合わして左手に触れるとサキュバスの機械音と同時に左手から魔力が溜まり魔力で形勢された剣の刃が出てくる。
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