第13話 呪怨の堕天使-死ニタイ……生キキテモ地獄……-
「まぁ、手塚。俺はそんな事はしないし、そんなに、はっきりと俺が生徒にチョメチョメする等、言われると心が折れるぜ?」
「まぁ、先生が手を出さなきゃ良いですわ。」
と話している内に昼休みが終わり、時が流れるのは早いもので午後の授業も終わったんだけどさ。え?早いって?
だって、いつも通り授業をしただけだし、それに特に異変も起きたわけじゃないしな。つーわけで、俺は祐司に竹内が居ると思われてる場所を教えてもらい、竹内に会いに行く。
「ここか。」
俺は部屋の前のドアに立ち、取り敢えずノックを2回するけど特に反応なし。居ないのか?
俺はドアを開けてみると鍵は掛かっていなかった。ん~、どうするか?
勝手に年頃の女の子の部屋を入るのも気が引けるな……
なんてたって結構、前に優菜の部屋に入ったら優菜は着替えの途中で覗きと勘違いされて半殺しにされたからな。鳩尾に強烈な右ストレートに辞書の角で後頭部を叩きつけられたからし……
でも、入らない事には何も始まらないよな。
「お邪魔しまーす。竹内さんはいます~?」
俺は少しの勇気を振り絞って反応が無いでも、一応入ってみようか。ん~……部屋は片付けられてるみたいだな。あっ!女の子のパンテi……おっとっと…
…危ない、危ない……
ん~。リビングにはいないし、キッチンにもいないし、浴槽や脱衣室にもいないな。
あとは寝室だけだな?ここにも居なかったらどうしましょ?そう考えながら寝室の扉を開けてみると、1人の少女がベッドの上で掛け布団に頭の一部分を除いて覆い被さっていた。
なんだか少し震えている様子。俺はその少女に声を掛けてみる。
「竹内真梨恵さん?」
「そ、そうですけど……だ、誰……ですか?」
少女は途切れ途切れで、怯えながら返してくるのに対して俺は軽く自己紹介する。
「竹内さんの担任の先生の飯島大翔。宜しく。」
「な、何で担任のせ、先生が今更?」
「俺……じゃなくて。先生も最近、赴任してきたばかりでさ。竹内さんは何で学校に来ないのかな?って…」
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