第11話 ドキドキ☆女子高潜入!乙女パラダイス♀− 何か違くね? by飯島大翔。藤田祐司。大和響也−


「祐司入るぞ。」


「あぁ、大翔に響也か。」


「祐司君。吉川さんって娘は?」


吉川は保健室に居なかったので響也が祐司に質問する。


「ん?あの娘なら目を覚まして寮へ戻ったよ。」


どうやら吉川は目を覚ました様だな。だけど祐司は少し腑に落ちない様子で話す。


「大翔。」


「なんだ?」


「あの吉川って娘から聞いたんだけどさ。」


「聞いたけど?」


「ここ数日の記憶が思い出せないって言ってたんだ。」


すると響也が話す。


「ん~、記憶が思い出せない?つまり、べリアルが言っていた魂を寄生していた間の事は、本人にも記憶が無いっていうことですかね?」


まぁ、充分あり得る話だよな。正直、言ってよくは分からないけどさ。


「祐司。」


「なんだ?大翔。」


「理事長は、なんて?」


「今日の事は、ある程度は報告しといた。このまま捜査を続けてくれと。」


「そうか。」



今日は探りをいれても何も情報は得られないと話し合いの結果、俺達は寮に戻る事にした。

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