第12話 愛と憎の堕天使-何デ?私ヲ受ケ止メテクレナイノ?-
「起立!気を付け!礼!」
『お願いしまーす!』
俺はこれから自分のクラスの勉強を教える所である。勿論だけど世界史の授業をね。時間は6時限目。本日、最後の授業なんだけど普通なら気だるそうに授業を受ける筈だが、ここは流石と言った方が良いだろうか。
俺の学生時代と違ってみんな真剣で真面目に授業を受けてるよ。それがね。みんな、凄いね。特に世界史なんて暗記だから詰まらないのにね。まぁ、俺は歴史関係は好きだったけどね…
違うクラスも俺の世界史を教えたけど、どのクラスも一緒だね。もう授業に対する気迫が違うもん。って言うことで授業を始めようか。
「え~。今日は絶対王政(ぜったいおうせい、)に着いて授業をする。絶対王政は、王が絶対的な権力を行使する政治の形態を指す。つまり、絶対主義や絶対君主制とも呼ばれる。」
分からない人の為にも俺が例え話を交えて分かりやすく説明しよう。
絶対王政とは簡単に言えば、とある国民的アニメに出てくる未来から来た猫だか狸だか分からない青のボディーの秘密道具を出すロボット、ドラ●もんだ。
俺も正直、ドラ●もんの秘密道具で、どこ●もドアとかタイム●シンがあれば良いなぁ~って今でも思う。
話が逸れたな。申し訳ない。絶対王政とはいつも、主人公のである、の●太君を虐めるガキ大将のジ●イアンだ。普段は、の●太君を虐めるくせに映画だと、みんなの兄貴分という男気が溢れる、あのジ●イアンだ。
365日中で1日だけ良い人をやれば残りの364日は虐めと言う悪行が許されるキャラクターてあり、その絶対王政をする王様がジ●イアンで、そのジ●イアンに虐げられている国民が、の●太君だ。
考えてみてくれ、正に分かりやすい図だろ?これが絶対王政って奴だ。ただし、気を付けてくれ!
世界史のテストで問題で『絶対王政とは説明しろ。』の問いで本気で回答で『ジ●イアン』って書いた奴がいたから気を付けろよ。
決して俺でも無ければ祐司でも無いし、響也でも無い。ましてや作者でも無いことは理解してくれ。
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