第9話 拒絶の堕天使−貴様等ノ全テヲ否定スル−
「グアアァァ!!」
ヴァルキリーが倒れた瞬間に祐司が剣を切りつけて、響也はロッドを突き刺した。
「グッ……熱イ、痺レル……」
ヴァルキリーは、ふらつきながらも立ち上がる。どうやらヴァルキリーは立っているのがやっとの様子。
ヴァルキリーのボディーは高温を帯びた剣で溶かされ、祐司が切りつけた痕が、くっきりと残って、更に響也が突き刺した槍には雷特有の麻痺の為ヴァルキリーは深手を負った。
「「「止めだ!ヴァルキリー!!」」」
「Rock」
【Laser Pool Open】
響也はベルトの機会音と同時にロッドを振るい、ビリヤードのプールにも似た板状の光線『レーザープール』を形成してその中にヴァルキリーを閉じ込めた。
更にレーザープールには1~15まで書かれたビリヤードのボールが置かれ、響也はロッドをビリヤードみたいに構える。
「二、逃ゲレナイダト!」
俺は右手首の甲にあるライフルを構え、ファウストフォンを開きCLEARボタンを押す。
【Right Arm Energy Charge】
するとダビデの機械音と同時に右足にエネルギーが溜まり始める。
祐司も剣を構えてグリップのCLEARボタンを押した。
【Sword Energy Charge】
するとマーレの機械音と同時に銃にエネルギーが溜まり始める。
「Liberation!」
【Fifteen Judgment】
ベルトの機会音と同時に響也はビリヤードを射出し、ヴァルキリーに目掛けて撃ち込む。
俺は右手のライフルのエネルギーが溜まったと同時に銃口をノームに向けて、ENTERボタンを押した。
【Crusher Open……Assault Bullet】
更にダビデの機械音と同時にファウストの口元から牙が出てきて、アサルトバレットを発動しエネルギーを溜めた右手の銃口からヴァルキリーに向かってエネルギー弾を発射する。
エネルギー弾はヴァルキリーに向かう途中で無数の弾に別れ、軌道を変え四方八方に別れ最終的にヴァルキリーに全弾直撃する。
祐司は剣にエネルギーが溜まったと同時にENTERボタンを押すとマーレの機会音と同時に祐司はヴァルキリーに炎を纏った剣を走り込み、切りつけた。
【Flame Cut】
響也、俺、祐司の順番でヴァルキリーに必殺技を放ち、ヴァルキリーは跡形もなく消滅していく。
俺達は此処では人目について、正体がバレるのはマズイと思い、人目に付かない所へ移動する為この場から急いで去る事にして、そして人目に付かない物陰で俺、祐司、響也は変身を解き、数分後に警察が到着。
学祭は当然だが中止となり今回の事は祐司の働きによってマスコミにも報道しないように圧力をかけたこと。
だが、俺達3人が優菜の大学内で゙謎のヒーロー゙として噂されたのは言うまでもない。
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