第9話 拒絶の堕天使−貴様等ノ全テヲ否定スル−
『マスター。べリアルです!』
ダビデは念話を通して俺に話し掛けてきた。
『何処に居るか分かるか?』
『恐らく、この敷地内にいると思います。』
そつダビデが言った後に外から爆発音が聞こえてきた。
「え?何?!うわぁ!!」
「優菜!」
「ひ、大翔!」
爆発音により大学内がパニックに陥り騒然し始めた為、俺は優菜と離れ離れになってしまう。多分、祐司も響也もべリアルの存在に気付いて外に向かっているはずだから俺も行かねぇと!俺は大学内の外に向かい走ると途中で祐司と響也に合流する。
「祐司!響也!」
「大翔!」
「大翔君!」
「やっぱり外の方か?」
「そう考えた方が良いかもしれませんね。」
「一応、仲間の警察官にも連絡入れて応援も頼んでおいたよ。」
暫く走ると外に出ると1体のべリアルが立っていてその横には地を流した警備員の人が2人倒れているのが分かる
出店を出していたテントも滅茶苦茶にされて辺りは悲惨な様子で俺と祐司と響也が駆け付けたのを見るなり俺達に視線を向けた。
「貴様ラガ仮面ノ戦士ファウスト、断罪ノ使徒アパスル、雷牙ノ銀狼エクトカ?私ノ名バヴァルキリー゙ダ」
ヴァルキリーというべリアル。正しく乙女剣士という風貌で右手に持つ剣を俺達に向けてそして、ヴァルキリーは続けて言う。
「ソシテ、私ト戦エ!仮面ノ戦士ファウスト!断罪ノ使徒アパスル!雷牙ノ銀狼エクト!べリアル二楯突イタ貴様ラノ全テヲ拒絶シテヤル!」
ヴァルキリーは右手に剣。左手には盾を構える。そして、ヴァルキリーの殺気はビリビリと俺達に伝わってくるが分かる。さっきからの発言からしてヴァルキリーは俺達を殺したいんじゃない。
ヴァルキリーは俺達と戦いたいんだ。勝負の勝ち負けは関係なく、ただ戦いだけの戦闘狂。俺はファウストグローブを手に嵌めて腹部からファウストバックルを出現させる。
祐司もアパスルバックルを腹部から出現させてる。
更に響也も両手を腹部にあて、すると腹部の周辺に電流が発生して、バックルが出現してきた。
「祐司、響也。コイツ強いぞ……」
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