第8話 古代の戦士-さぁ、天罰の時間だ-

「自己紹介が、まだね。私の名前はルデアよ。」


「大和響也です。よろしくお願いしますルデアさん」


「むぅ~……」


アレ?ルデアさん少し不機嫌なんだけど?何か悪いことしました俺。


「どうしました?ルデアさん。」


「もう!ルデア゙さん゙じゃなくて普通にルデアって呼んで!私も響也って呼ぶから!」


「わかりました。ルデア。」


「うん!よろしい!」


すると、すぐに機嫌が良くなりました。

ん~……女心ってわからないな……


「響也。お願い事って言うのはね……」


「なんです?」


すると少しシリアスな顔をするルデアは言い出します。


「戦ってほしいの!」


戦ってほしいって言われましても……何とでしょうか?俺が頭の上に゙?゙マークを浮かべてると続けて言います。


「あのね。このベルトを着けて変身してべリアルと戦ってほしいの……」


余計に頭が混乱してきました。ベルトで変身?べリアル?よく話が見えてきません。ルデアは更に話を続けて言います。


「私ね。今よりも、ずっと、ずっと昔にね……このベルトを着けてべリアルって言う悪魔を人々を守ってたの。だけどね私……あと少しの所でべリアルとの戦いに負けてね……殺されたの……だからね肉体が滅んでも、私の魂はね、このベルトに宿したの……悔しかったの。普通に暮らしてる人達がべリアルに無惨にも殺されて……私が守ると決めたのにべリアルに負けちゃって……」


ルデアは大粒の涙を流しながら語ってきた。きっと俺が思ってる以上に辛い思いをしたのかもしれません。


「ルデア。」


「何?……響也。」


ルデアは俯いた顔を上げて俺を見た。

そして、俺は口を開く。


「ルデアの頼み引き受けます。」


「響也……」


「こちらも、お願いしたい事が有りますけど良いですか?」


「何?……」


「ベルトの使い方と、その悪魔と呼ばれるべリアルについて教えて下さい。」


「うん。」


数時間後……


「以上がベルトの使い方とべリアルについてだね。説明が長くなっちゃったけど……わかった響也?」


「えぇ、だいたい解りました。」


「んじゃベルトを腰に巻いてくれる?」


「わかりました。」

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