第3話 石の堕天使-人間コソ愚カナ存在-
「行ってらっしゃいませ。マスター。」
そう言い自分の部屋のドアを開け下の厨房へと降りていった。
「マスター……それがマスターの優しさなんですね……」
ダビデがそう独り言をつぶやき再び手と足を収め携帯電話の姿に戻った。
下へ降り、そこにはもうオジサンとオバサンが準備していた。
「おはようございます。オジサン、オバサン。」
「おはよう、大翔君。」
「おはよう、ひろ君。まだ随分と早いわよ~もうちょっとゆっくりしていても大丈夫だよぉ。」
「いえいえ。そう言う訳にはいきませんよ。何か手伝う事ってありません?」
「そぉ~。昔からひろ君は真面目だねぇ。それに比べて優菜ったら……」
「優菜がどうしたんです?」
「学校の授業があるのに、いつまでも寝てるのよぉ!」
「そうですか……もうさすがに起きてるんじゃないんですか?」
「ん~いつもはもう起きてるのよぉ。」
「なんなら俺が様子を見にいきましょうか?」
「あら~……ごめんね。ひろ君。」
「まぁ、学校遅刻する訳にもいかないので。」
「ありがとねぇ。全くあの娘ったら。」
俺は優菜の部屋に行くため階段を上り優菜の部屋に行くことにする。優菜の部屋に向かいドアの前で立ち止まりドアを開けた。
「優菜。もう起きないと学校の授業に遅刻しちまうぞ……」
って言いかけた所で俺が見たのは……本人の優菜はもう既に起きている。但し問題はそこではない。どうやら優菜は今、現在進行形で寝巻きから私服に着替えている途中の様だ。
何が言いたいのかと言うと……優菜は今、下着姿だ。
詳しく言えば、黒をベースにした上下と共にピンクのフリルの着いたブラジャーとパンティー。
優菜は細いボディラインの割には豊満なバストに少しプックリしているが締まってるヒップ。
まさに世の中の男が悩殺するほどのボン、キュ、ボンのダイナマイトボディーだ。
はい……見てしまいましたよ……
優菜はしばらく固まったまま。そして、みるみる顔が赤くなり……
「きゃああぁぁーー!!」
優菜は大きな悲鳴を上げた。まぁ当然の反応ですよね……
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