甘い時間 2
「イシュル、いつまで寝てるんだ?」
「ふふ、だらしない顔。お早う、イシュル」
「イシュル、朝食の用意ができている。待っていたんだぞ」
「イシュル、散歩に行こう」
「イシュル、今日は馬を用意してもらったんだ。ちょっと遠出しないか」
「おや。イシュルは乗馬が苦手なのか? ふふ。ならわたしが教えてやろう」
「イシュル、今日の夕食は御馳走だぞ」
「イシュル、お茶をいれてもらったんだ。いっしょに飲もう」
「イシュル、明日は一日暇だな。どうする?」
ゾーラ村に着いてから、フゴから呼び寄せる討伐隊残留部隊が村に到着するまでの数日間、リフィアにとってはおそらく甘い時が、イシュルにとっては少なからず自身の良心を刺激する、苦い時が訪れた。
ふたりがクシム付近からゾーラ村へ向かった谷は少しずつ裾を広げ、やがて村を抱え込む小さな扇状地になった。谷川は村の中央を流れ、その先でいくつかの小河川と合流し、やがてはベーネルス川と合流する。
リフィアはゾーラ村周辺の地形をよく知悉していた。猟師道を探し出し、進路を決めたのはイシュルだったが、その道はずばり、ゾーラ村に直接突き当たる道だった。おそらくリフィアはかなり早い時点で気づいていたのだろう。ゾーラ村に着くまで彼女が進路に対して何も口を出してこなかったのはそのせいだろう。
谷の両側の山が裾を広げ谷間が広がっていくと、その日の昼頃に木々の間から乱雑な木組みの見張り櫓が見えてきた。やがてその木々の間に丸太を連ねた頑丈な柵が見えてきた。
櫓や柵に使われている丸太はそれほど傷んでいない。おそらく赤帝龍が人里に降りてきて、辺りに魔獣が増えだしてから造られたものだろう。
それからすぐ、村は大騒ぎになった。
櫓に詰めていた見張りの若者がリフィアを認めると、何事か大声をあげて櫓を降り、すぐに村長に知らせた。ゾーラ村の者はみな、リフィアの顔を知っていた。
疑問が面に表れていたのだろう、リフィアはイシュルに笑みを浮かべて説明した。
「ちょっと前に、火龍退治にこの村を訪れたことがあってな。それでこの村の者はみな、わたしの顔を知っている」
「火龍退治? リフィアはどうやってあいつらを斃したんだ?」
イシュルの質問にリフィアは事も無げに答えた。
「やつの火炎を避けながら近づき、首を落としただけだ。空を飛んでいる時は、槍を何本も投げて落としてから始末した」
愚問だった。
武神の矢が発動すれば彼女の身につけた防具も手にした武器にも硬化の魔法がかかる、とは以前マーヤが言っていたことだったか。
火龍の鱗など彼女にとっては紙同然、切り裂くのになんの問題もないのだろう。
村内に入り、リフィアの前に村人が集まりはじめると、イシュルは小声で彼女に言った。
「これから俺は賞金稼ぎのアレク、だ。よろしくな。リフィアさま」
「……わかった」
とたんにリフィアは不機嫌な顔つきになる。
「たのむぜ? くれぐれも人前でイシュル、と呼ばないように」
「わかってる」
イシュルが念を押すとリフィアは唇を尖らした。
だがすぐに何を思いつたか顔つきをあらため、
「おまえとふたりきりの時はかまわないな?」
と言ってきた。
「まぁ、周りにひとがいなければ構わないが……」
イシュルが不承不承頷いてみせると、リフィアの顔に大きな笑みが浮かんだ。
リフィアはゾーラ村の村長の出迎えを受け、村長宅に腰を落ち着けるとすぐにフゴの残留部隊と、アルヴァの辺境伯に宛てて手紙をしたため、早馬を出した。
イシュルも村長宅の客間として使われている部屋を手配してもらい、紙と筆記具を借り、フゴにいるであろうマーヤに手紙を書いた。
手紙の内容は、赤帝龍をなんとか撃退したこと、赤帝龍は深い傷を負い、おそらく数年か数百年か、しばらくは人里まで出てくることはないであろうこと。このまま他国へ出国し、しばらくはマーヤたちには会えないこと、他所の国に仕えることはしないから、時々フロンテーラ商会本店宛でマーヤやペトラに手紙を出すようにするから、監視をつけたりしないで欲しいこと。もしフゴに辺境伯家の影働きの者が残っていたらすべて始末して欲しいこと。最後に、山崩れはリフィアと、ボリス・ドグーラスら宮廷魔導師らにより、赤帝龍を生き埋めにして動きを封ずるためにとられた作戦により起こったもので、傭兵部隊の全滅にマーヤの責任は一切ないこと、気をしっかり持って悩み苦しむことのないよう、彼女を元気づけるものだった。
イシュルは手紙を書き終わると周りのひとの気配に注意を配り、客間でひとりひっそりと精霊を召還した。
「イヴェダよ、願わくば我(わ)に汝(な)が風の精霊を与えたまえ、この長(とこ)しえの世にその態を発したまえ」
故郷の麦畑に吹く風、その先に見たもの、死の淵に立って会得したもの。
イシュルは囁くような小声で召還呪文を唱えた。
近くで微かに、人びとの話す声が聞こえる。リフィアが村長らと話しているのだろう。
部屋の南側にひとつだけある窓の鎧戸が開いている。そこから彼らの声が流れてくる。鎧戸が小さく一度だけ、きぃ、と音を立てた。
脳裡に煌めく光彩。続いてイシュルの目の前に豪奢なローブに身を包んだ、白く輝く妙齢の女性が姿を現した。
「……あら。わたしをわざわざ呼び出すなんて誰かと思えば」
精霊は癖のある豊かな髪が印象的な、美しい女性だった。見た目の年齢は三十くらいだろうか。少し薹が立った感じがするが、それが相まってなのか、精霊とも思われない大人の女の色気を強く漂わせていた。
「剣さまのお呼び出しね? はじめまして」
精霊の女はかるく膝を折ってみせた。
何と言ったらいいのか……。色気はだだ漏れなのに、魔力はよく制御されているようで、微かにしか感じられない。
「こちらこそ。あなたの名前は?」
イシュルも少しおどけて左手を胸にやり腰を屈めてみせる。
「ナヤルルシュク・バルトゥドシェクよ。かわいらしい方」
精霊は妖艶な笑みを見せて、イシュルをとって食いそうに、嘗めるような視線を向けてきた。
はは、これはまたやりにくそうな。しかも今回もまったく憶えられなさそうな名前だ。
「あー、えーと」
「ナヤルでいいわよ。わたしたち、人間が憶えにくそうな名前だものね」
それはどうも。
「ナヤルさんはどういう……」
「わたしたちのこと、詳しく知ろうとしてはダメよ。剣さま」
精霊はまるで、イシュルの魔法や精霊に関する知識の少なさを、見透かしてでもいるかのように言ってきた。
やはりそういうものか。
「わたしはイヴェダさまのお側に仕える女官なの」
と言いながらもかんたんな説明はしてくれる。
「で、用件は何かしら。かわいらしい剣さま」
なんかかわいい、かわいい、としつこくないか? しかもそんなに大人の女の色気をまき散らして。危険すぎるだろう。
まぁ、俺のこと、からかいたんだろうがな。そういうお年頃だ。見た目は。
「この手紙を、フゴにいる魔法使いの女の子に渡して欲しいんだ」
イシュルは巻いた手紙を女の精霊に差し出して言った。
ナヤルルシュクは最初、「わたしがそんな小間使いみたいなことを?」と肯んじえなかった。イシュルは腰を低くしてお願いしたが、彼女はどこまで本気なのか「またわたしを呼んでくれるのなら」と、交換条件を出してきた。
その眸があまりに妖しい光を発していて、イシュルが怖気をふるうほどだった。
「でも、ナヤルさんと契約はできないよね」
だが、イシュルのこのひと言が彼女に効いた。
ナヤルルシュクはさっと両目を見開き、顔つきを幾分強ばらせると言った。
「それは……そ、そうね。無理だわ」
やはり、カルリルトスと同じ反応だ。
「どうして?」
「どうしてと言われても……。ごめんなさい、それには何も答えられないわ」
さっきまでの妖艶さがすっかり消え失せ、彼女はしょんぼりと俯く。
いったい何があるんだ。
やはりマーヤの魔法具と同じ、なのか。
「わかったわ。かわりにあなたの言いつけには何でも従います。詳しく説明して。ね?」
黙ってナヤルを見つめ続けるイシュルに、やがて彼女は顔を上げると、愛想笑いを浮かべて譲歩してきた。
「……それだけではちょっと難しいわね。フゴというところには人間がたくさんいるのでしょう?」
イシュルはフゴの場所、マーヤの外見や彼女の持つ魔法具、彼女のいそうな場所などを説明したが、ナヤルは首をかしげて言った。
「そのマーヤという子に一度でも会っていれば、簡単に探し出せるのだけれど」
まぁ、そりゃそうだよな。どうするか。
言葉による説明だけで、たとえ相手が魔法使いだからといって、たくさんいる人間の中から特定の人物を見分ける、という能力が精霊にどれだけあるのか、確かに微妙な感じはする。
イシュルは少し考えると、あっ、と声をあげた。かるく閃いたことがある。
「マーヤの魔法具は、ベスコルティーノという龍の姿をした火の精霊と一心同体? 強く結びついているらしいんだ。精霊と魔法具でひと揃い、というか……魔法具に封印されてるわけではないらしいんだが」
ナヤルルシュクはイシュルの話を聞くと、笑みを浮かべた。
さきほどの誘ってくるような、妖艶な感じとは違う、何か意味ありげな視線を向けてくる。
「そう……。それならわかるわ。フゴ、だったかしら? その街にどれだけたくさんの人間がいようと、その街から離れたところにいたとしても、すぐに探し出せるわね」
「よかった」
やはりか。先日の紫尖晶の追跡者、あの女へ、精霊の住む異界から途切れ途切れに流れていた魔力の糸のようなもの、あれを感じ取った体験から、マーヤの魔法具も精霊界にいるベスコルティーノと断続的な繋がりがあるのではないか、と考えたのだ。
今ならマーヤの魔法具からそれを感じ取ることができるかもしれない。俺ができるのなら、精霊ならよりはっきりと感じ取れるだろう。
「じゃあ、よろしく。ナヤルさん」
イシュルは手紙をナヤルに渡した。やはりナヤルもその手紙をしっかりと受け取った。彼女も実体がない筈なのに、手紙が彼女の手をすり抜けて床に落ちる、などということはなかった。
「それで、マーヤという女の子に渡したら、またあなたのところに戻ってきて報告した方がいいかしら」
「いや、無事に渡せたらそれで。もしマーヤが見つからなかったり、彼女に何かまずい事が起きていたら、その時は連絡してほしい」
イシュルは少しの間考え、ナヤルに答えた。
「了解。それでマーヤさんは、あなたのいい女(ひと)なの?」
精霊は露骨な流し目を送ってきた。
「え? いや」
「ふふ。それではまたいつか呼んでね?」
彼女はそう言うと、ふっと姿を消した。今度は鎧戸も音を立てなかった。
彼女の消えるさまは、カルリルトスよりもさらに洗練されているように感じられた。
イシュルは精霊が去ると部屋の端にあるベッドに腰を降ろし、瞑目して周囲に自らの感知を広げた。
ゾーラ村の集落は、イシュルたちの出てきた山あいからクシムとアルヴァを結ぶ街道に向かって、扇状に広がるような形をしている。家々の間には街道をはさみ、牧草地や麦畑が広がり、炭焼き場や材木置き場などが点在している。木材や木炭などをクシム鉱山に納めているのだろう。
村長宅はその敷地の端が街道と接していた。イシュルはリフィアとともに村に着き騒ぎになってから、街道のアルヴァへ向かう方にそれとなく注意を向けていたが、特に怪しい動きをする者はいなかった。
今現在も街道をアルヴァへ向って歩く怪しい者、村長宅を監視している者の気配もない。魔法を使っている存在もいない。
イシュルは目を開けた。イシュルの探知範囲はおよそ六百長歩(約四百m)、その外側になるとかなりあやふやになり、ゾーラ村全体を把握することはできない。
本当は精霊に見張らせようとしたが、今回はマーヤへの連絡を優先した。ひとつの魔法具では、精霊を同時に複数召還することはできない。
さすがに辺境伯家も王家も、イシュルたちがゾーラ村に姿を現すと予測して手の者を事前に配置する、なんてことはできないだろう。軍事、政略的にも諜報残置者を配置しておくようなところではない。聖王国はあの女の言が正しいのなら、こちらの監視からは手を引く筈である。
ただ、フゴから辺境伯討伐隊の後方部隊が戻ってくれば、警戒、監視を厳重にしなければならないだろう。
彼らがゾーラに到着したら、試したいことがある。
イシュルはベッドに仰向けに寝転がり、くすんだ天井の木板の模様をぼんやり眺めた。
リフィアから夕食を村長らとともにいっしょにするよう、しつこく勧められたがイシュルは固辞し、念のため彼女が辺境伯に出した手紙に、自身のことを賞金稼ぎのアレクとして報告したか確認した後、村長宅の使用人らとともに炊事場の片隅で夕食を摂った。
もともと賞金稼ぎやハンターなどは、定住してまともな生活をしている人びとにとって、時と場合によっては煙たがられ、忌避される存在である。リフィアは村長をはじめ周りの者に、「アレクはわたしの命の恩人であるから粗略に扱わぬよう」と口を酸っぱくして言ってくれたが、イシュルとしては人里に出れば無用に目立つことはしたくない。名もない駆け出しの賞金稼ぎの少年として、周りから疑念を持たれぬよう慎重に過ごすつもりだった。
だがそうは問屋が卸さなかった。
フゴに駐留する残置部隊がゾーラに到着するまでの間、手が空いたリフィアはイシュルにべったりとくっつき、あるいは連れ回した。
リフィアはイシュルにお願いされた通り、ひと前では言い間違いもせずきちんとアレク、と呼んでくれるものの、食事のみならず、散歩したり村長家から馬を借りて遠出したりする時などかならずイシュルに声をかけ、無理矢理同道させた。
「イシュル。少しはうまくなってきたようだな。だがさきほどわたしが言ったことを忘れないように。馬を乗る時は変にやさしくしては駄目だぞ。最初が肝心だ」
村長宅の厩に馬を返すと、リフィアは平気でイシュルの横に並び、そんなことを言ってくる。
声が弾んでいる。リフィアはご機嫌である。
「ああ……」
対するイシュルは元気がない。
イシュルは慣れぬ乗馬にへとへとになっていた。
そんな馬に乗る時に最初に言われるようなこと、俺だってわかってる。
心の中で文句を言いながらも周囲にちらちら目をやって気を配る。
確かに近くにひとはいないが、どこで誰が見ているかわからない。村長宅の母屋や、付近には多くのひとの気配を感じる。そんなにぴったりからだを寄せてこられると困る。ここら辺がお姫さま育ちなんだろうか。
「なんだ、イシュル。元気がないな。ふふ」
ああ? 馬で遠出するならアルヴァまで行っちゃえばいいじゃないか。馬で行くならここから二日かからないぞ。
フゴから戻って来る部隊を待っているのに、そんなことができる筈ないのに、イシュルは心の中でぼやかずにはいられない。
村長宅の母屋、屋敷の表側に出てくると、リフィアは真面目な顔つきになってイシュルに言った。
「明日にはフゴから呼び寄せた輜重隊が到着するだろう。わたしはちょっと村長と打ち合わせしたいことがあるので、ここで失礼する。今晩は村長らと夕食をともにしてくれよ?」
リフィアは微かに笑みを浮かべながらも、じろっとイシュルに強い視線を向けると、屋敷の中に入っていった。
ちっ、余計なお世話を。
彼女は、明日はゾーラ村を発つことになるだろうから、おまえも村長と一度くらいは食事をともにしろ、と言っているわけだ。
イシュルはため息をつくと、再び屋敷の裏側に回って自室に向かった。
ゾーラ村の村長の屋敷は、暖炉やかまどの煙突、正門に面した部分が石造り、大部分が木造洋漆喰で二階建てである。裏手はその母屋に付け足すように増築が繰り返され、複雑な形をしている。
屋敷の周りは部分的に柵があるだけで、石垣や掘はめぐらされてはいない。かわりに大きな木々で囲まれている。
イシュルがその木々の下を歩いていると、屋敷の裏手から十歳くらいの男の子が歩いて来る。
「ねぇ、ちょっと来てくれない? 兄ちゃんたちが話したいって」
男の子はイシュルに近づいてくると、声をかけてきた。
「ん? なんだ?」
「よくわからない。とにかくついてきて」
男の子は言いつけられたことで頭がいっぱいなのか、イシュルの返事も聞かずに、背を向けて先を歩いていく。
なんなんだ。まったく。
機嫌の悪いイシュルは内心で文句をたれると、仕方なく子どもの後ろをついて行った。
子どもは村長の屋敷の裏手の、増築された建物の前に来るとその入口の引き戸を開け、中に「連れてきたよ」と声をかけると、屋敷の表の方へ走っていった。イシュルを見もしなかった。
イシュルがその建物に入ると、中は土間のような大きな部屋で薄暗かった。中には村の若者、下はイシュルと同じ歳くらいの十五、六くらいから二十歳前くらいの男たちが、七、八名ほどいた。
イシュルが部屋の中に入り、内側に一歩、歩を進めると、引き戸の横に控えていた男が戸を閉め、つっかい棒をはめた。
部屋の中には剣呑な空気がある。
ん? まさか、こいつら……。
部屋の真ん中で小さな木樽に座っていた、一番年のいってそうな男が声をかけてきた。
木こりでもやっているのか、体つきがゴツい。
「おまえが姫さまを助けたんだって? 女みたいな顔しやがって。そんなひょろひょろで賞金稼ぎやってるのかよ」
樽の男の奥、壁に寄りかかっていた、やはり二十歳くらいの男が言葉を継いだ。
「賞金稼ぎ風情が、姫さまと毎日お出かけかよ? おまえ、どうやって取り入ったんだ?」
顔に下卑た笑いが浮かんでいる。
部屋の中に険悪な空気が充満する。他の男たちもイシュルに侮蔑と怒りの視線を向けていた。
なんだ、こいつら。辺境伯の手の者かと思ったら、まったく違うじゃないか。
やっかみか。リフィアはこいつらにとっては偶像、それこそ女神そのものか、あるいはアイドルみたいなものなんだろう。
イシュルの顔に笑みが浮かぶ。
いいじゃないか、とっても。なんか懐かしいぜ、ほんと。ベルシュ村の同じ年頃のあんちゃんたちもこんな感じだった。
歳は少し離れていたけど、子どもの頃は時々遊んでくれたよ。
こいつらも俺と遊んでくれるらしい。
イシュルの笑みが深くなった。
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