第16話  麗華side

ん、んー。


ここ最近の私の朝は早いです。


なぜなら、未来の旦那さんの裕也君を起こすためです!


はぁ。昨日も一昨日も可愛くてかっこよかったなぁ。


もう、私のことをどれだけ好きにさせる気なんですか。

裕也君のことを考えているだけで胸がキューって締め付けられて。


もぅ。こんなにした責任しっかりとってもらいますからね。


っと裕也君のことを考えるのはいいことですが考えるより生で見た方が百倍、いや千倍いいですし、考えるだけだと切なくなるのでさっさといろいろ準備して会いにいきましょう。


それから、制服に着替えてしっかり髪などを整えます。


んー。うーん。


裕也君ってどんな髪型が好きなのかな?それよりどんな子がタイプなんだろ?


私は結構スタイルや顔には自信があるんですど、裕也君の好みあっているかな?

合ってなかったら、整形とかするしかありません。


裕也君のことになるといい意味で悩みが尽きませんね。


うーん。よし!


やっと髪型も納得できるぐらいにして家を出ます。


「行ってきまーす」


まぁ、誰もいないんですけどね。


両親は仕事で忙しく家に帰ってくることが週に三回くらいです。


そんな事より、裕也君の家に急ぎましょう。


家に着いたのが大体五時四十五分時。

いつもどうり鏡花さんが開けてくれました。


「おはようございます」

「うん。おはよー。」



鏡花さんとは一つの条件を交わして毎日朝開けてくれることになりました。

それは、私が鏡花さんに料理を教えることです。


裕也君にいつも料理を作らせていて、申し訳ないんだとか。


いいなぁ。私も裕也君の手料理毎日食べたいなぁ。


でも私も将来はそうなっているので今は我慢です。


「鏡花さん包丁使うの上手くなりましたね」

「ありがと。麗華のおかげ」

「いえいえ」


最初のころは大変でした。


特に包丁の使い方がなっていません。教えるのに一苦労しました。


そうして、黙々と作業は進んでいき(鏡花さんが塩の分量を間違えて最初から作り直したが)やっと作り終えました。


ふぅ。今が大体六時四十五分。


そろそろ。裕也君を起こさないといけませんね。


エプロンを取り、手を洗い裕也君の部屋に行きます。

そして裕也君が起きないように入り、顏を眺めます。


はぁ。可愛い。

いつもどうりあどけない顔で寝ています。


なんど襲ってしまおうと考えたことか。


あ、そういえば。学校に遅れてしまいますね。


起こさなければ。


「裕也君起きてー」

「ん、んー」


裕也君を起こしていて分かった事ですが、裕也君は朝が弱いです。


でも、なんで最初のころはあんなに早く学校にこれたんだろう。


目覚ましでもかけていたのかな?


「裕也君起きてってば」

「んー」


もう。


「ダーリン。起きて」

「んん。ふぁー。........麗華先輩の旦那さんでも何でもないですが起きます」


もう。少しはのってくれてもいいのに。

乗ってくれたらくれたで、私の理性がどうなるか分かりませんが。


「おはようございます」

「おはようございます」


そうして挨拶を終え、朝食を並べます。


「姉さん。おはよう」

「うん。おはようゆう。今日も私料理頑張ったんだよー。」

「ありがとね」


っといって裕也君が鏡花さんの頭を撫でます。


いいなぁ。っと思っていたら勝手に裕也君の袖を引っ張っています。


「裕也君、私頑張った........よ?」


「ありがとうございます。麗華先輩も」


そして私の頭を撫でてくれます。ふぅ。あー。裕也君の手気持ちいいです。


はぁー。緊張した。抱き着いたりするのにはあまり恥ずかしさを感じないんですが、撫でてもらうこととかになると緊張してしまうんですよね。


少しあざとい言い方になってしまいましたが、意識している訳ではないのでノーカンです。


たまにわざとするときもありますが、殆どが緊張の現れです。


裕也君はあざといほうが好きなのかな?でも男の子はかわいこぶっている女子が好きじゃないって聞きますし。


どうなんでしょうか?


「あ、学校始まっちゃいますよ」


あ、そうでした。裕也君の頭なでなでが気持ちよすぎて忘れていました。


それから朝ごはんを楽しく食べ、学校に行きます。


「「行ってきます」」

「行ってらっしゃい」


はぁ。裕也君と一緒に登校。


もう私たち家族ですね!


こうして、いつも通りの朝が終わります。



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遅くなりましたが、っというか遅くなりすぎましたが台風大丈夫でしたか?

自分は実家が浸水して大変でした。

この小説を読んで少しでもいいから力になっていたら、幸いです。
















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