第2話

あれから、すぐに家に帰って風呂に入って寝た。

一刻も早く忘れたかった。




んー。

今の時間は........六時か。

いつもの癖で早く起きてしまった。


早く抜けないかな。この癖。

いろいろ思い出すし、こんな早く起きても、もう意味がないし。


リビングに行くが、まだ姉は起きてないようだ。


そして、いつも通りに朝ごはんを食べ、制服を着て、髪を適当に整える。


だが、どうしようか。時間が余ってしまった。


家にいても何もないから、早めに学校に行くか。


先輩に会いたくないし。


「行ってきます」


学校までは十分くらいだろうか。


今日は晴れていてすがすがしいな。 

僕の心以外は。


あーまた考えると、イライラするし少し怖くなってくる。


深呼吸、深呼吸。


早く学校いこ。


少しペースを上げる。


校門が見えてきた。


周りを見渡すけど、まだ誰も歩いていない。


校門に近ずいていくと、一人の人影が見える。


あれは........女子だ。


関わりをもたず、作らず、持ち込ませず。だ


もう二度と同じ経験はしたくない。


隣を速足で通り過ぎようとするが声をかけられる。


「裕也君、おはよう」



「おはようございます」


挨拶ぐらいはするが

急いで教室に行かなければ。


「裕也君待って」

「........」

「待って」

「........」

「い、いかないで」


なんなんだよこの子、ってこの人昨日僕に告白した人じゃないか。

でも昨日確かにフったはず。


「なんなんですか」

「私、あきらめませんから」

「はぁ、そうですか」


意味が分からないけど、関わりあいを待たないほうがよさそうだ。

何を考えているか分からないし、怖い。

どうせ、罰ゲームとかお金を取れるだけ取って放り捨てるんだろう。

怖い。


でも、もう騙されない。


僕は先輩をおいて急いで教室に向かった。




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