君のとなりに。
ちょこみんと。もも
あなたの隣にいたかった
桜「私はもう、生きられないの。」
春樹「え?」
桜「もうね…私は生きられない。体が言ってる。今日生きられるかどうか…」
春樹「嘘…だよな?」
桜「本当なの。信じて。だから、今日。私と最高の思い出を作って。」
俺は、泣きながら言った。
春樹「わかった。」
そーして俺は。彼女と。桜と、遊園地に行った。
本当に、楽しかった。━━━━━━━━━━━━━━━
そうして、俺達は…俺たちが出会った所へ来た。蛍の草原。なんでこんなに蛍がいるのかは分からない。でも…
春樹「綺麗だな。」
桜「そうだ…ね。」
その瞬間、桜は倒れた。
桜「もう、ダメみたい。はい。これ。」
桜から手紙を渡された。
春樹「なんで…なんで桜なんだよ!?」
桜「しょうがないよ。私は、この時代で生きる意味がないんだから。」
春樹「え?」
桜「じゃあね。」
春樹「桜!?」
桜は…消えた。輝きと共に。
春樹「さく…ら桜!」
俺は…泣き続けた。そうして。家に帰った。
春樹「ハハ。なんで?。。。。」
その時、手紙を持ってることに気づいた。
春樹「読んでみるか。」
『私はね、この時代から30年前から来たの。なんでかは…家出かな。それで、適当に蛍の草原に来たら、タイムスリップをしていたの。なんでだろうね。そして、あなたに出会った。とっても、楽しかったよ。桜より』
春樹「…俺は…君の隣にいたい。」
そうして。俺は。
ナイフを持ち出す。
「母さん、父さん、ごめん。桜、今から行くよ。」
そうして俺は、ナイフを、胸に押し付けるのであった。
君のとなりに。 ちょこみんと。もも @Motitukimomoka
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