性癖だ。全ては性癖に至る。

二人の孤独(孤独じゃない)な少年の魂の交流。共感。そういうものが描かれた名作でした。
自分の初期衝動をぶつけあい、本気で戦った相手が、自らの理解者となる展開。シンプルなのに胸を打ち、最低限描写された過去がそれを引き立てる。こういう二人がこういう出会でこういう関係性を築く。それは素晴らしい友情の物語ではないでしょうか。
単純なハチャメチャに終わらず、胸にイチモツの優しさのようなものを置いていってくれたことに感謝したいです。