第48話 体育祭とは大変だね
体育祭当日となった
今日まで、なぎとあの2組と一緒に練習をしてきた成果を発揮するときだ
「なんか緊張してきたな~」
風紀の声が若干震えている
「気楽に行こう。いつも通りの走りなら大丈夫だよ」
久留巳さんが肩に手をおけば不思議と震えが収まっていくのがうかがえた。
「すげえ信頼関係…?」
「なんで、?を付けたの」
「自信がなかったからかな」
そんな話をしている間に隠れカップル組の番となっていた。
「がんばれ~」
こちらを振り返り軽く手を挙げる。
スタートの音が鳴り響くと一斉に走り始める
皆実力は同じくらいなのか拮抗しておりどこが一位になってもおかしくはない状況であった。
惜しくも2位という順位ではあったが接戦のなかよく2位でゴールできたとクラスの奴らに言われていた。
「もうそろ俺たちの番だ…」
「他のペアに負けるわけないよね」
信頼的に言えば俺たちが知る中では一番だとは思う
だんだんと流れ俺たちの番まで来た。
「焦らずいつもの感じで行こう」
「了解」
短く返事を返し、スタートに意識を向ける。
『バン』という音がなり響き俺となぎは走りだした
軽く横を確認してもペアが見えず、俺たちは1位でゴールした。
「あたりがよかったっぽいな」
此処が主張しすぎておりちぐはぐとしていた。
「勝ちは勝ちだよ」
そう言って飛びついてくるなぎを受け止める。
「はーい、そこのバカップルいちゃつくなー」
と放送部の奴が言ったために俺たちは注目を受けてしまった。 解せぬ
「風紀たちの組結構きつくないか?」
見ただけでわかってしまう
なぜか?
「元がでてんだけど…」
確かに彼女もちやな?ってか一緒のクラスなのかよ!
「手ごわそうだね」
「あの2人に勝てるかがカギだな…」
短いとは言え、一番イチャこらしてる分息はぴったりだろう
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