第38話 こそ見
元の彼女さん、元の事好きすぎだろ…
たまたま元とその彼女を見つけた時滅茶くそいちゃついていた。
「やってんなあ~」
「確かになか睦まじいね」
背後からいきなり声が聞こえてきたため大声をあげながら飛び出してしまった。
「うわっ!」
少し先に居た2人がこちらを振り向く
「なぎ、驚かせるのをやめてくれ…バレちゃったじゃん」
「えへへ、ごめんまさかそこまで驚くなんて思ってなかったから」
さて、のぞき見をしていたのがバレたわけなのだが、どうする?
「大樹?イチャイチャしすぎるなよ?」
そう言って元が歩いて行った。
「塩過ぎね?」
「彼女との時間を邪魔されたからじゃないの?」
なぎが予測を立ててくる
「そうなのかなぁ…」
俺も邪魔をする気はなかった。
ただなぎに驚いてしまい結果として邪魔してしまった
「あとでしっかり謝ろう」
「えー…どうして私はここに呼ばれておる?」
元とその彼女が俺の前に座り俺が一人で座っているという状況であった。
「いやな?どうやら葵が最近付きまとわれているらしくて」
彼女を守るためいつも近くに居るので、怪しい奴を探って欲しいそうだ
それと、冷たく言い放ってすまなかったと謝罪された。
ピリピリしていたらしく、ついそうなってしまったらしい。
「俺も悪かったから気にしてないよ。協力させてもらうよ」
なぎに連絡をいれ、ここ数日は女子と一緒に家まで一緒に帰るよう伝えた
「さて、大体の候補もないのか?」
大抵の場合こいつかな?ってやつくらいはいるはずだが
「居るにはいるんだけど…」
運動部系のエース、がり勉、不良系…
幅広すぎだろ
「これを見かけたら連絡すればいいんだな」
「ああ頼む。あとは俺が何とかするから葵を送ってやってくれ」
殴り合いでもするのかな?と予想しつつ頷いた
その日はそこで別れ次の日から行われた
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