第32話 続 少しだけ

彼ら2人は退学となり、引っ越して行った。

だが、人の噂とは何処までも付いていくものである。

多分逃げ続ける事になるだろう…


「出来るだけ一緒にいよう」

なんとか間に合ったが、次こういったことが起これば間に合う確証はない。


「うん…」

なぎが手を繋いできた。

もしかして、行動するとき手を繋いでいく感じか?

一緒に居ようとは言ったが恥ずかしいし、バカップルみたいな感じがする。

とはいえ、俺も男である。

彼女が手を握ってきたら握り返す、なんなら抱きしめるくらいのことはする。


「ひゃっ!」

突然手を引かれ抱きしめられたのに驚いたらしく可愛らしい悲鳴が聞こえた。

「誰にも触れさせたくない…」

耳元で囁く。

顔を赤くしたなぎはコクコクと頷くのであった。



お久しぶりです。

テストというものがありまして更新が止まっておりました。

久々の浮上ということもあり少ないですがお許しください

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る