第31話 難

お昼休み、中庭にて昼食を元ととっていた

「俺彼女できたわ」

いきなり彼女できたと聞かされた俺は吹き出しかけてしまった。

「マジか、彼女できなかったのってマジで俺のせいじゃん」

なんか悲しくなってきたな

「いやまあ、お前はもう彼女じゃなくて奥さんが居るんだから」

などと言ってきた。

思わずハァ…とため息がでてきてしまった 


「大樹君ちょっといい?」

なぎの友達が走ってきた

「どうした?」

なぎが男の先輩2人に連れていかれたと話した。

なぎが俺に伝えてくれと頼んだらしい。


「わかった元助けてくれ」

「了解」

短く返事をした元

俺はスマホを探すを起動しなぎの番号を入力して大まかな場所を特定した。



「それで先輩方私に何か御用でしょうか?」

野球部やサッカー部などで見たことのある顔が居た。

「お前の彼氏、大樹てやつに要が当ってな」

どうやら大樹君が戦ったなかに後輩が居たらしく、敵討ちということで来たらしいのだが

「どうせそいつが来るまで暇だし、俺らと気持ちいいことしようや」

そう言ってじりじりと近寄ってくる

とっさに持っていたスマホを全力でなげたが腐っても野球部と言ったところか片手でキャッチされてしまった


「いや…助けてよ!」

恐怖で声がまともに出ているかもわからない。

叫んでも彼に届くことはないとあきらめていた。


「離れろや外道!!」

体育教師らを連れて大樹君と元君が救出に来てくれた。


「大塚!後藤!お前ら覚悟せい!!」

2人は抵抗すら許されず意識を駆られた。


「ごめん…」

大樹君が駆け寄ってきて抱き締めてくれた。

「大丈夫だよ。こうして助けにきてくれたわけだし」

安心したら涙が出てきた。

大樹君は着ていた制服を私にかけてくれた。

おいでといい、優しく頭を撫でてくれた。


「すまんかったな、佐藤。これの処分はしっかりするさかい」

「はい、お願いします」

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