第21話 家3(?)

家に帰ってきてから母さんになにかあったでしょうと聞かれた。

どうしてそう思うのかと聞いてみたところ、親は自分の子供の変化に気が付くものだからとしか言いようがないね。と答えた


なぎも同様に言われたらしく俺と付き合い始めたと話したそうだ

付き合い始めたってことは後結婚するだけだね。と笑顔で言われたらしい…

「早すぎるんだよなぁ…」

まだ結婚できる年齢じゃないんだし

「美咲ったら気が早いわね~。先ずは子供からでしょう」

何言ってんだこの人…

自分の母親が恐ろしい。父さんもしかして襲われて既成事実作られた?

そこらへんには踏み込むなと野生の感が言っているので何も聞かなかったことにしてお風呂に入った。


お風呂から上がって部屋でくつろいでいると突然なぎから電話がかかってきた

「もしもし?」

『もしもし久しぶりだね大樹君…』

電話の向こうに居たのはなぎではなく夏樹さんだった

「あの…どうしてなぎの電話から夏樹さんが?」

『付き合い始めたんだって?うちの可愛い娘を泣かせたら…わかるよな?』

勿論です!とその場で敬礼を行いながら返答した。

それからというものいろいろと注意事項を言われたがお風呂に入っていたらしいなぎが電話越しに怒っており一言「ごめんね」とだけ言われて切れてしまった

「あの人、勝手に娘の携帯開いて電話してきたのかよ…」

その後父さんのもとに連絡がいったらしく

娘に無視される、っていうか殺されかけた…とわめき散らしていたらしい

父さんも呆れながら対処をしていた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る