第20話 その後
その後、女子が集まってくることはなくなったが今度は、他クラス・他学年の男たちが集まってきた。
佐藤なぎを落とした男を見ようとしている奴や、略奪しようと考えている男や俺に決闘を申し込んでくる男もいた。
「はぁ…」
見物ならまだ耐えられるが略奪、決闘は凄く疲れた。
放課後の時間を使って決闘を5回行った。結果としては全員をノックダウンさせてやった。
「お疲れ様」
そう言って飲み物を渡してくる。
「もう無理死亡寸前だよ」
そう言ってわざとらしくうなだれてみるとなぎが抱き着いてきた。
「ちょ、人前///」
なぎ曰くハグを行うと疲れが取れるとか
その効果は絶大で瀕死のポケ〇ンにげんきのかけらを使った時のような回復力だった
「ありがとう、凄い回復力だよ」
そう言って頭を撫でた
「あの~。いい感じのところ悪いんだけどそういうのはご自宅で行ってもらえます?」
元が呆れ声で言っていた
「なぜ自宅?」
「え?だって同棲してるんじゃないの?」
何を言っているんだこの親友は…
確かに家族ぐるみでのかかわりはあるが同棲はしていない
というか家で同棲とか下手に口にだせないんだよな
本当にされかねない。
2人ともノリでやるタイプだからなぁ
父さんも学生らしい付き合いをしろとかなんとか言うけど絶対にダメとは言わなそうだしな…
「できるだけ人目を気にするよ」
「できるだけじゃないんだよなぁ…」
観戦をしていたほかの奴らもぞろぞろと帰っていった
「さてと、帰ろうか」
そう言ってなぎの前に手を差し出す
そうだねと言い、顔を赤くしながら手をつないだ
2人の背中を見たものの大半はこう話していた。
「初々しいのだがどこか熟年夫婦のような雰囲気もある」と
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