第15話 続続き

結論から言えばあの2人が落ち着くことはなかった。

父さんが少々手荒ではあるが手刀を決め気絶させなければどうなっていたことか…


「はぁ…。あのな?同衾してたことに関しては事故だったとしても責任をもてよ?」

「そうだね、そこはしっかりとするよ。なぎに釣り合うくらいまで頑張って自分を磨くよ」

我が息子ながらどうしてこんなにも自己評価が低いのか…

街で一緒に買い物していてもよく大学生か高校生の女の子に話かけられているし、何だったのかといえば道がわからなかったらしくてナビを設定してあげたと言っていた。

お前と散歩する口実だろうが!と言ってやりたかったが人が大勢いるので抑え込んでいた。


「なあ?自分を磨くのもいいがもう少し女心っての学習したほうがいいと父さんは思うぞ?」

それに長ったらしい前髪さえ切ってしまえば別段磨く必要もないってのに…

出かけるときは長いからと分けているみたいだが


「女心ね…父さんはわかるの?」

「それは勿論わかるさ」

と返しえてしまったが女心がわかっていればどんなにいいことか…

妻を持つ人ならわかると思うが少しの変化に気が付いてあげたり記念日とかを祝わないと不機嫌になったりする…

難しいものだ


「どうすればいいの?」

「まずは、自分で考えることからだな。人に聞いてたら何時まで経ってもわからないぞ」

それでもしわかったら父さんにも教えてくれ…


「そうだね、頑張ってみるよ」

そう言って大樹は部屋に戻っていった。


「はぁ…それでそろそろ起きたら?」

途中から狸寝入りしている2人に話かける


「バレちゃってたか~」

「流石義父さんですね」


ハハハ…返しにくいな

「雄太さんは女心がわかるんですね~」

あっ…これは怒ってらっしゃる

「いえ、ただ見えを張っただけです…」

「そうだったんですね。てっきりいろんな人と遊んでいたのかと…」

時々瞳孔が大きく開くから怖い

「雪一筋だから遊ばないよ…。恥ずかしいんだから人前で言わせないでくれよ」

耳元で囁くとさっきの状態が嘘のようにおとなしくなり顔を赤くして抱き着いてきた。

「私も雄太さん一筋よ」


「2人の世界に入っちゃってる…大樹君のところへ逃げよう…」

なぎちゃんが居なくなってから雪がキスをしてきた。

「はいはい、もう少し待ってな」




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どうもです。何か伝えたいことがあった気がするんですが忘れましたw

台風大丈夫でしたでしょうか?

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