第13話 家
「ただいま…」
一日の疲れが玄関の扉を開けたことにより押し寄せてきた。
「お帰り~凄い疲れてる顔だね」
なぜか家になぎが居た。
「なんで家にいるんだ…」
「おかえり、なぎちゃんがあんたの事心配してきてくれたんだから感謝しなさい」
そう言って夕飯の支度を始めた
「そうそう、顔が疲れてたし珍しく寝てたから看護してあげようと思ってね」
そう言って太ももを軽く叩いた。
「何それ?」
「膝枕してあげるからおいでってことだよ?」
親の前で膝枕をされたらなぎが帰った後に何を言われるかわからないので断ったのだが…
「自分の部屋ならいいよね?」
なぎは俺を自室に連れていきベットに座って再び太ももを叩いた
俺はされるがままに膝枕をされ、そのまま寝てしまった。
「髪の毛意外とさらさらだな~」
今日は流石にいつもと空気が違い過ぎて私も大変だった。
このヘイトが大樹君に向かっていってるものだとわかったときはどうにかしてあげたいと思った。
お昼休み、一緒に食べようと行ったのだが、倉島さんを慰めてあげて欲しいと頼まれた。
「大変だったんだよ?あの子結構面倒くさいところがあるから…」
「それは、申し訳なかった…」
「起きてたの?」
流石に頭を撫でられたら起きてしまう
「まあ…。ありがとうね。大変なこと頼んじゃって」
「私は大樹君の助けになれたんだったら全然大丈夫だよ。」
そう言って微笑む彼女は凄く美しかった
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