第4話 放課後にて

佐藤なぎと放課後デート(?)に来ている訳だが…


「なんで勝てない…」

棒ちょび髭親父のレースゲームで負けまくっていた


「ふふん。これがDテクの差だよ」

胸を張りながらもうワンコイン投入している。


「流石に、きついぞ…」

これでラストとし最後のレースに臨んだ


結果から言おう、なんとか奮闘し2位だった。

「くっそ、なんであそこで甲羅がくるんだよ」

佐藤なぎが投げた甲羅に見事命中しゴール直前で降下してしまった。


「ふ~なかなか上達したじゃん」

くっそ、一回も勝ててないのにこういわれると少々腹が立つな

「クレーンゲームやるぞ」

なぎを誘い、クレーンゲームコーナに向かった


「こうしてこうすれば…」

なぎはタグ掛けを行い器用にぬいぐるみをとっていた


「ゲーセンの王かよ…」

タグかけ自体は知っていたができたことはない

ってかゲーセン強すぎだろ…


「みろよ、クイーンが男連れてるぞ…」

通行人が驚いた様子で奥へ向かって言った。


「クイーン?」

急に赤面してわたわたとし始めた。


「誰かと間違えてるんだよ。うんそうに違いない」

と本人は否定していたが、クイーンと言っているのが一人二人どころではないので間違っていないのだろう


「よっ、クイーン」

「もう!からかうのやめてよ」


「クイーンが照れてる…」

「あの冷徹なクイーンが…」

ここにいるときどんな感じなんだよ…


「それより、他の場所にいこ?」

腕にぎゅっと抱き着いて上目遣いで言ってきた。


「あのクイーンが乙女してる…」

「レアだ…」


なぎが話していたほうを見ると話していた奴らは血相を変えて逃げていった。

怖いんだけど


「行くか~。っていってもどこ行く?」

「そうだね、私の家で少し休もうか」

そう言って腕をひかれながらゲームセンターを後にした。


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