よるにしょうたい

夜道を歩く

誰かが手を招いて笑っている

沈んでいく

それは泥の名前をしていた

夜が来た

四辻町で誰か立っている

瞼が降りる

それは目覚めぬ運命の名前

どこかにいる

夜に招待される

差し出された手が

闇から飛び出した手が

私をどこに連れて行く

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