第4話 太陽

「あった、あった」

僕はさっきから探していた吸血鬼の本を見つけた。

「え〜と」

その本にはこう書かれている。


吸血鬼とは人間の血を吸い生きていく生物。だが、その吸血鬼には太陽という弱点がある。だが、その弱点をなくすために吸血鬼は、ある一族の人間を殺さず下僕にしていた。それが、紅一族。


「なるほど、これがお爺ちゃんが言ってたことか…」

そう、僕はこの話をお爺ちゃんから聞かされていたのだ。

「吸血鬼なんていないと思っていたがまさかいるとはな…」

そんな事を考えていると、下の階から、

「お〜い」

っとルナが読んできたため、僕は下の階に行くことにした。

「風呂はどうだった〜?」

っと下の階に行きながら僕はルナにそう訪ねてみた。

「中々良かったよ〜」

「それは良かった。」

とりあえずは満足してもらえたらしかった。そして僕はテーブルの方に目をやったとたんに驚いた。

「何…これ…?」

そこにはめちゃめちゃ豪華な食事が並べられていた。

「いや〜、折角お風呂に入れてもらったのに何もしないのはあれだったからさ〜」

「えっと、ありがとう…」

とりあえず僕はそう言ってルナが作ってくれたご飯をひとくち食べた

「…うまい…」

それは想像以上に美味しかったため僕は驚いてしまった。

「それなら良かった!じゃあ、これから私が死ぬまでは私がご飯作るね〜」

それは嬉しかったが少し気に成ることがあった。

「死ぬまでって…?」

「うん、私はね、太陽の下を歩きたいんだ。」

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太陽が好きな吸血鬼 やまやま @37082

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