第6話 サキの強さ(1)

――作者です今回はサキ目線です

――――――――――――――――――――

今回のお話は次の話の少しあとのお話――



ふぅ、暇ですね

タクヤ様は学園に行っておりますし

買い物は終わってますし

掃除も終わってしまいました

夕食の準備も終わりましたし


そうです!ギルドに行って冒険者になりましょう!


ギルド――


ギルドの中は毎日うるさかった

上級者は仕事に出ており

中級者は後輩を相手に喧嘩をしたり

下級者は下級者同士で争っていた

一般人も、酒を飲み酔っていた

それが日常だったそう、


(ここですかね)

彼女によってギルドは日常を失う

(舐められてはいけないですもんね!)

彼女はやりすぎた、否、彼女に、物がやりすぎたのだ



(ここがギルドですか、なかなか平和なんですね)

違います、貴方のせいです

[ふむ、悪くねぇな]

(口調が悪いですよガイア)

[いいさ、私と貴方しか聞こえないんだから]

(そうですけど、タクヤ様は、分かってるんじゃないですか?)

[あぁ、アランとこのガキか]

(そんな言い方しては行けませんよ〜♪)

[それより、空いてるぞ]

(そうね、行きましょうか)


「ほ、本日はなんの御用で?」

「登録をしに来ました」

「あ、あので、出来れば殺気を抑えていただけると」

「失礼しました」

ギルドから殺気は消えた、でも日常には戻らなかった

「本日は登録ということでよろしかったでしょうか?」

「えぇ、そうよ」

「では、銭貨3枚になります」

「これでいいかしら」

「ありがとうございます。ステータスと、倒したモンスターが、カードに出ますので、このカードは無くさないでくださいね」

「わかりました。クエスト?とやらを受けたいのですが。」

「初心者には、こちらをオススメしております」

そう言うと受付のおねーさんは“ゴブリン退治”と、“狂犬コボルト退治”

と書かれた紙を出してきた

「ありがとうございます、どうすれば、受けれますか?」

「依頼書の上に、カードをかざして頂くと、依頼開始になります。1ヶ月以内に達成できないと、昇格、もしくは除名になりますので、気をつけてくださいね」

受付の人は綺麗に微笑んだ

「すみません、このカードの色って?」

「あぁ、すいません

カードの色とランクについて説明致しますねまず、

白がFランク、黄がEランク、赤がDランク、青がCランク、赤がBランク、黒がAランク、そして紫がSランクですね」

「ありがとうございます、それでは依頼を受けてきます」




――――――――――

そうして、ギルドに平和が帰ってくることは無かった


――――――――――――――――――――


あの、すみません、わざとじゃないんです

どうしても、ここでギルドの説明がしたかったんです

なので、サキ回が続きます

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る