第4話 は?

[もしかしてお前は自身の親父を蘇生しようとしているのか?]

(それがどうした兄貴なら蘇生できるだろ)

[無理だ]

(どうしてだよ!)

[落ち着けよ話はここからだ]

(わかった、それでなんで蘇生できないんだ?)

[理由は3つある1つは魂がないこと、1つは契約だから、そして最後に暗術だからだ]

(暗術ってなんだ?)

[簡単に言えば呪いだ。お前の親父は殺された。寿命なんかじゃない]

(誰に殺されたって言うんだよ!俺が殺してやる)

[誰が殺したかって?面白いこと言うなお前。お前が殺したんだよタクヤ?いや、英雄殺し]

(俺が?俺が殺した?なんで?どうして?そんな魔法使った記憶ないぞ?どうしてだ?なんでなんだ?)

―――楽になれよ少年

(うるせぇ)

―――全部世界がアランが悪いんだろ?

(ここでアランは関係ねぇ)

[おい、英雄殺し。1つだけ言っておこうお前は、英雄を殺してはじゃあな]



「おい、待て!まてよぉぉぉおぉぉぉお!!!!!!!!!」

「タクヤ様?どうされたんですか!?タクヤ様!?」

「大悪魔召喚!!!!!!!!出てこいフリーディア!!!!!!」

『坊、何の用だ?』

「力を寄越せ」

『は?』

「ミ ノ ト モ シ」

俺は何も知らずにこの技を使った何も知らないのにこの技を使えた

ミノトモシは、嘗ての魔王シルソフィアの使っていた技であり、シルソフィア以外使える物がいない魔法であった

だが、使えてしまった

たった10歳の少年が使いこなせる技なわけがない




タクヤは、暴走した、チカラノアマリ、イカリノママニ、ヨノナカノリフジンを潰して回った



「ハはハははハはハはハははハはハはは!!!!!!!!!!!」

彼は暴れた、だが、領地は無事だった



親父の最後の技Defend with death《命懸けの守り》によって












―――――――――――――――

ふぅー息子の失態を見てるわけにはいかねぇな



サキは、聞き逃さなかった15年間仕えた、主人の声を



[おい、サキ聞こえてるか?]

「はい、ご主人様」

[死んじまった俺をまだ主人と言ってくれるのか、ありがてぇな]

「拾われた身ですので」

[まぁ、その事は置いといて、これからタクヤは、息子たちと闘って負けるだろう、負けた時、サキ、お前がタクヤをマノクニに連れていけ、あいつらにもそう伝えておく

これが俺からの最後の命令だ]

「承知致しましたご主人様」

[おいおい、主人の前で泣いちゃダメだろぅ?]

「そうでしたね、ご主人様」

そう言って私は、涙を流しながら笑顔を空に向けた



――――――――――――

さて、サキに頼んだし、

あいつらに伝えとくか、

[おーいお前ら聞こえてるか?]

(聞こえてるわ)

(珍しいね父さんからテレパシーなんて、)

(ほんとだぜ)

[実はさ、俺死んだんだ]

(((は?)))

[それでな、タクヤが暴れてる]

(((はぁぁぁぁぁぁあ?)))

[お前らにはそれを止めて貰いたいんだよ]

(親父!止めたらどうなるんだ?)

[サキがタクヤを連れてマノクニに、逃げる]

(そうか、父さん、タクヤの今の強さは?)

[全盛期の俺の3分の2]

(((え)))

この三兄弟3人揃っても、全盛期の父親の50%にも勝てなかったのだ

[安心しろ、あいつは精神神の加護を持っているから精神コントロールは上手い、だからあいつが冷静になるまで止めてやってくれ頼む]

(((もちろんだ)))



――――――――――――

こうしてタクヤを止める作戦が実行されるのであった

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