第2話

転生してから10年色んなことがあった

親父が英雄だったとか

お母様が賢者だったとか

爺さんが不老不死の能力を得てるとか

それはもう色々あった

そして、俺は10歳になった


鑑定ノギが行われる歳だ

鑑定ノギとは、10歳になるとみんながすることでステータスとスキルが見られるようになる儀式の事だ


――王都・セイクリッド――


ここには教会がある

その教会で鑑定ノギが行われる

ぱっと見た感じ10人位集まっている

「おやおや、最後のアルフォード様ですな?」

「えぇ、教使殿」

「それでは始めますかの」

「ほら、タクヤ行ってきなさい」

親父に言われるがまま前に進み浮かんでいる球体に触れた

そうすると目の前が一瞬真っ暗になった

「なんのつもりだ?アラン」

―釣れないねぇいい話を持ってきて上げたのに

「いい話?」

―タクヤに加護を上げるっていうかみが出てきたんだよ

「何人?」

―9人、いや、9柱さ

「ふーん」

―今は1人しか来てないけどね

―はいは〜い!その1人のエレミーで〜す!

―彼女は、エレミー精神の神だ

「ほう、それで?」

―もう少し10歳ぽく喋りなよタクヤ

―そうよ!おねがーい

「わかったよ!おねーちゃん!!」

―うわぁ

―うん!そうよ!私がおねーちゃんよ!!

(嬉しそうだな、まぁ、見た目が幼いからおねーさん扱いされて嬉しいのかな?)

「アラン」

―なんでございましょうか

「死ね」

―うわぁぁぁ、なーんてね!びっくりした?ねぇ!びっくりした???

「帰っていいですか?」

―あ、ちょっと待ってタクヤ、

「んー?なに?」

―召喚魔法は気をつけろ

「んーわかった」

(この部屋に長く居ると眠くなるんだよなぁ)






―――――――――

そんな事を考え目を擦ったら目の前にステータスボードが出ていた


――――――――――

タクヤ・アルフォード

――――――――――

HP:45

攻撃:27

魔法:39

防御:10


――――――

スキル

(絶対強者)(不死)(自動回復)

(ミノトモシ)(タマシイノフンサイ)

(鑑定) 召喚 翻訳 魔法:1 剣術:1


――――――

加護

(絶対神の加護)

(成長神の加護)

(死神の加護)

言語神の加護

精神神の加護

鍛冶神の加護

(炎神の加護)

(ケガレナキ加護)

無面の加護

―――――――――

ふーんアラン嘘をつきやがったな

4つしか加護ねーじゃんかまぁ、いいや

HP、攻撃、魔法、防御

魔法がちょっと強いぐらいか

剣術1と、魔法:1があるし使いようによってなんとかなるだろ

そう思いながら俺は親父の元へ向かった


「おータクヤどうだった?」

「召喚?って魔法があったよ!あとね!剣術1と魔法1があったよ!!!」

「そうか!今日はご馳走だな!!明日から訓練は魔法も使えるようにしないとな!」





そう言って親父と俺は、家に帰った



――――――――――――

作者です、ステータスの所でのカッコが着いているものはタクヤには見えていないことになっています


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