恋愛小説

 初の恋愛小説を無事に完結することができました。\(^o^)/

 ホッとすると共に何だか寂しくなってるわたし。


 不思議ですね、慣れない恋の描写に時に悪戦苦闘しながら、でもわたし自身がドキドキしながら、時に詩穂になり、時に慶になり(あ、主人公の二人です)して泣いたり笑ったりしていました(笑)


 あとがきにも書いたし、他でも書いてきたことですが、わたしはカッコ悪い不器用な恋が描きたかった。


 これは恋愛に限らないかもしれませんが。

 わたしは勿論、美しい物語も大好きです。

 見惚れるような佇まい、憧れたくなる生き様、惹かれずにいられない魅力的な主人公……。


 自分に無いものばかりだから、なんて素敵なんだろうと仰ぎ見るように思うのです。


 世の中には沢山の綺麗キレイなものがあって、キラキラしていて。


 でも「わたしの物語」では(当たり前だけど)無くて。


 だけど、ドラマや映画の中の美しい人達でなくても恋する気持ちって生まれる。


 例えば年配の人達、例えば冴えない不器用な二人、そんな人達が例えば街中を手を繋いで歩いたりって確かに絵にはならないと思う。


 だけど「何あれ、身の程知らず、見苦しい」とあざけられるのは寂しすぎる。


 特別に美しい人々は限られているし、どんな若い時代もいつか過ぎ往きます。


 そんな時に、でも、心は決して死んだわけではないのです。

 心の中はいつだって” 想い ”が息づいている。熱い血が通っている。


 綺麗なものばかりの世界じゃなくて、(少なくともわたしの知る限りの)等身大のキモチを書いていきたい。

 普通なら描かれない”現実”を書いていきたかった。


 それは不格好で時にみっともなく、決して美しくはないだろうけど。


 そんな思いで書いた「わたしの恋愛小説」でした。


 また、機会があったら、あの二人にもう一度会いたい……もう、そんなことを考えたりしています(笑)

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