真夜中の君
布団の中で携帯を弄っていると、唐突に君からメッセージが届いた。
‘ ねぇ、起きてる???’
そのまま既読を付けずに置いておいたら寝るかなと思ってそのまま無視をしていると
5分後にまた、メッセージが届いた。
‘ 起きてないの?’
ちょっと面白そうだからそのまま放置していると、メッセージが絶え間なく来るようになった。
‘ 起きろよ〜’
‘ ばーか’
‘ あーほ’
‘ 寝顔撮りに行くぞー’
‘ 声聞きたい’
‘ 電話しよ’
‘ ねぇ、寝れない’
そろそろ可哀想そうになってきて返信をしようかな、なんて考えていると、また新しく通知が来た。
‘ メッセージが取り消されました。’
同じ文面の通知が複数回届いたのでメッセージを開くと今まで送られてきていたものが全部取り消されていた。
‘ 起きてたよ、ちょっと面白かった’
そう打ち込んで返信をすると、携帯が鳴り出した。
さて、今日は何時まで起きているのだろうか、、、
不完全な人間の言葉 senri、 @1000kyuri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。不完全な人間の言葉の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます