第5話 第1部、私の居場所

「ただいま戻りました~」

「お~、おかえり。燐火ちゃん」

「お帰りなさいです。燐火さん!」

「お帰り~」

ココが私の今の居場所、特殊戦官本部6区~9区担当第1部。

人数は5人。私を含めて女性2人、男性3人。

第1部は、魔法や異能力を2つ以上持っている人ばかりが集う部。

私は、全部で4つだが、ここには、私以上能力を持っている人もいる。

この場に4人しかいないのは、瑠衣斗さんもココ第1部の1人だからである。

「燐火ちゃん、今回は災難だったねえ~」

ゆったりとした話し方をするのは、南雲善逸さん。私たち4人の上司で中佐。

能力は3つ持っています。

「瑠衣斗さんは大丈夫でしたか?」

「うん、問題ないと思うよ」

私に質問してきたのは、堺杏子ちゃん。この中では一番位が低く、1等兵。

能力は2つ持っています。

「明日会議なんでしょ、頑張って~」

この人は、私と瑠衣斗さんの同僚、立川翔。不真面目にみられることも多いが、

戦闘能力は南雲さんと並ぶほど。能力は何と6つ持っています。

ちなみに瑠衣斗さんは3つ能力を持っています。

まあ、なんか私たちの自己紹介みたいになってしまいました。

「私、今日早めに上がっていいですか?」

私は、南雲さんに聞いた。

「ああ、いいよ。後で報告書書いて頂戴ね」

「はい、分かりました」

第1部といっても単独で呼ばれたりすることが多く、第1部全員で動いたのはココ

数年で5回ほど。

でもみんなどんな事件だったのか知りたいため、私たちの第1部のみ、報告書を提出する制度になっている。

「皆さん、お先に失礼します」

私はそう言って本部から歩いて5分くらいのマンション、私の家に向かって歩いた。


私の家は本部と同じく、第11区にある。もちろん一人暮らし。

私は、家に着いた途端、布団に倒れこみそのまま眠ってしまった。


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