第10話
つい先日、スーパーに買い物へ行って、レジに並んでいた。で、2つ横のレジを何気なく見た。 そこに一組の老人カップルが並んでいた。夫婦かもしれない、恐らくはそうだろう。 だが、分からない。只のカップルかも?いずれにしても、何かとても親しそうに話していた。互いにカゴを持って、中にはある程度物が入っている。 で、このカッブルなのだが、男と女とで物凄く身長差があるのだ。男の方が15センチ位女よりも低いのだ。男は160センチ位かもしれない。もしかしたらもう少し高いかも?なので、女の方は175センチ位はあるだろうか?もしかしたら180近いかも? だから、女の方がうんと大きいのだ。男は自分の後に並ぶその女に親しそうに、楽しそうに話しかけている。女も同じ態度で返事をして、二人して会話する。 もう60代の男女だ。だから、日本人のその年の女にしては、かなり大きい。 この様子を何気なく見ていたのだが、何か微笑ましい。何か、よく漫画に出てくる夫婦みたいだ。例えば、鉄腕アトムの両親で、後から作られたお父さんとお母さんロボットの様だ。 この日、お酒を少し飲んで行った私は、それが少し可笑しくなった。それで、私の後ろにいた白人の老人、(恐らく、アメリカ人の)お爺さんに話しかけた。その事を言ってみた。それでお爺さんが、その二人を見る。 驚く。そして、笑いをこらえる。そして私を見ながら、うん、そうだね!と言う顔をする。だが、うん!分かるけど、まぁまぁ、みたいな。声に出さずに私に顔で相槌を打つ。その時に私の番が来たので、カゴを置く。 レジのおばさんが中身を取り出してから、幾らです、と言う。お金を払って、お爺さんに挨拶して別れる。 アメリカだと、その州に寄っては、他人に物凄く!!話しかける。大好きだ。 シアトルだとそうでもないが、とにかくカリフォルニアは異常な程だった。私が住んだり、行った州の中でも、最も凄い。 だから基本的に、日本よりはこうして他人に話しかけても大丈夫なのだ。私も、欧米では、特にカリフォルニアにいた時には死ぬ程よく!!話しかけられた。 そういや今朝、最近よく見る、中年で眼鏡をかけた、ガッチリした体型の警察官がいた。いつも濃い、紺色の背広が印象的な、品の良さそうなニューフェイス?の。 この人が、クリーニング屋と幼稚園の間の道から又出て来て、横断歩道を渡り、署へと入る。あそこのローソンの袋を下げて、何か態度がコソコソしていて。 あのイアンピー的ホステス達のマンションから通勤するのが、内心は後ろめたいからか?もう止められず病みつきで、きっと田代まさし的状況なのだろうか…。 夕方には、いつも見る年上の方のブサメンタヌキは、真っ直ぐにあのマンションへと歩いて行くのが見えた。私が反対側を歩いていたら、あっちが気付いた。 そのまま歩いて、いつも乗るバス停の前の横断歩道を、その反対側から渡り、バス停に立つ。元々、此処からこうして帰るのが常の人だったが、時たまめかし込んでいた時期がある。そして、その後は朝に、あのマンションからの通勤を数度目撃してしまった人だ。 バス停で携帯を出して話すのが、後方から来る私に見える。行く手なので、見える。 すると、バスが来た。困った風に見えたが、乗った。 私が通り過ぎたら、又渡ってあのマンションへと向かおうとしたら、バスが来たから…。悪い事をしたのかな?!笑 じゃああの後、途中で降りて又戻って来て、行ったのかも?でもバスに乗ったし、もうそのまま帰ったかな?でも、そのホステスが休みの日だろうから、店でお金を使わずに部屋に直行できるから、やはり下車して急いで通ったかも!そんな事を一寸思いながら、愛犬と家路に着いた。 まぁ、仕方ないよ?!浮気ってそうそう簡単じゃないし、リスクが付きものらしいからね!後、さっきはもう一つ一寸変わった事があった。だけどそれは又、明日の金曜日にしようかな? ♡
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