第15話

めったに味わう事の出来ない、料理の後、

僕は、外に出た。


いろんな動物がいた。

そう、いろんな動物が・・・


でも、一番メジャーな動物にあっていない。


「わんちゃんが、いないな・・・」

そう、犬がいないのだ。


少なくとも、室内犬は見ていない。

となると、外にはいるのか?


探してみよう。


題して、「ワンちゃん探して、3000歩」

本になれば、ベストセラー間違いなし。


さあ、探そう。


いつもなら、さくらが声をかけてくるところだが、

さすがに、四六時中はいるまい。


さあ、探そう。


でも、いるとなると、セントバーナードか、コリーか・・・

静養所だから、セラピードックとして、働いているのかもな・・・


「ジャンプ!ストップ!お座り・・・」


女の人の声がする。

さくらではないな・・・


でも、犬の調教師の方のようだ・・・


行ってみよう・・・


気付かれないように、覗いてみる。

犬が、調教師のいうことを、忠実に聞いている。


「ドーベルマン?」

警察犬で活躍している犬が、そこにいた。

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