第12話

ベットに横になる。


「いろいろあったな」


今日の事が、出てくる。

一日は長いと言う事を初めて知った。


最低限以外の物は。何も持って来なかった。

別に退屈はしなくてすみそうだ。


「動物たち・・・もとい、従業員たちは誰が面倒みてるんだろう・・・」

そうこうしているうちに、眠りに着いた。


チュンチュン


小鳥のさえずりで目が覚める。

自然の目覚まし時計だ。


若いのか・・・昨日の疲れはとれていた。


コンコン


部屋をノックする音がする。


「どうぞ」

「あっ、泰道くん、起きてた?」

「うん、さっき・・・」

「じぁあ、すぐに来て、朝食にするから・・・」

「うん」


着替えて、食堂へと向かう。


既に何人か来ていた。


「泰道くん、お早う。眠れた?」

昨日の、千夏さんが声をかけてくれる。


「はい。どうにか・・・」

「さすがに、若いね」


他にも何人かいるようだ。


老若男女、いろいろなタイプの人がいる。


昨日は、鉢合わせをしないようにと、さくらは言っていたが、

入居者さんには、それぞれに担当の方がついているようだ。


打ち解けているようだが・・・

性格判断でも、してるのか?


さくらさんは、入居者さんに僕を紹介してくれた。

拍手で出迎えてくれた。


何人かは、声をかけてくれた。

「すぐになれるよ」

そう、和ませてくれた。


朝食?


バイキング形式だった。


朝からですか・・・


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