第5話

ベットに横になる。


「さすがに疲れたな・・・」

今日はもう、寝てしまおう・・・


挨拶は、明日でいいいや・・・

お休み世界

こんにちは、夢の世界・・・


このまま誘われよう・・・


「泰道くん、起きてる」

その言葉に、起こされた・・・


「あっ、起きてたね。さすがに若い」

おなじ歳でしょ・・・

ていうか、寝てたし・・・


「あのう、さくら・・・」

「うん、感心感心」

「だから・・・」

「男の子は、こうでなくちゃ」


いえ、男とか若さとか、関係ないですし・・・

ていうか、人の話を全く聞いてない・・・


「疲れたでしょ?今日は大浴場で、疲れを癒して・・・」

疲れているのは、わかっているようだ。

何かの嫌がらせか・・・


「お風呂は、こっちだから、案内するね」

用意しようと思ったが・・・


「タオルとか、パジャマとかは、用意してあるから・・・」

「そう・・・」

返事をする気力がない・・・


「はい。ここだよ。向かって右を使ってね」

「右?」

「うん。左は女子用。中央は、入らないでね」

「なぜ?」

「内緒」

そう言われると気になる。


さすがに、女子用は入らないが・・・

中央は気になる・・・


「今日は、君の貸し切りだから。気兼ねしないでね」

「ありがと・・・」

「一緒に入ろうか?」

「頼むと言ったら、入ってくれるの?」

「入らない」

だったら、聞かないでくれ・・・


まっ、YESと答えられても、断ったが・・


中央・・・

気になるな・・・


少しだけ、覗いてみよう。


見当は付いているが・・・

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