第102話 第2回オーバーラップ文庫WEB小説大賞一次選考、なろうにおける評価経済社会の生き方

第2回オーバーラップ文庫WEB小説大賞

http://over-lap.co.jp/bunko/narou-award2/


一次選考通過作品

http://over-lap.co.jp/bunko/narou-award2/entry.aspx



 第2回オーバーラップ文庫WEB小説大賞の一次選考通過作品が発表されましたが僕の気になってる作品はこんな感じです。


俺を殺しに来た美少女勇者が、いつの間にか嫁になった(改題前:異世界勇者が俺を抹殺しようとするんだが)中七七三

http://ncode.syosetu.com/n2003cc/(作者退会)


幻想再帰のアリュージョニスト 最近

http://ncode.syosetu.com/n9073ca/


鉄パイプの魔法使い パン×クロックス

http://ncode.syosetu.com/n2504bs/



 単純に僕の観測範囲に入ってる作品という訳なんですが、タイトルがかこいいというか、作品がこれです。


終天の異世界と拳撃の騎士  ふるろうた

http://ncode.syosetu.com/n8242be/



 みなさん頑張れ!ということで。幻想再帰のアリュージョニストが書籍化の際(もうそれが前提になってる)は文庫で出してね。





 しかし、僕はというと小説も書かずに、岡山県の奥津渓に家族で紅葉に行ったり、エッセイとかブログばかりを更新して、白川静の漢字の呪術的解釈、井沢元彦さんの逆説の日本史を読む→万葉集と詩経、古事記の本読む→ホツマツタエ(偽書説もある古事記の原典)を読むとかしています。


 孔子の弟子顔回(淵)と万葉集の柿本人麻呂の呪術師説、和歌=呪歌説が面白いです。

 

 その話は「非日常的な日常系エッセイ~古代日本の呪術的世界~」に書きましたので、そちらを読んでみてねということで。

http://ncode.syosetu.com/n8874cg/

 


 それで本題ですが、「小説家になろう」のランキングシステムやフェイスブックのいいね!、ツイッターのリツイートとフォロワーなどの仕組みは岡田斗司夫さんの「評価経済社会」なんじゃないか?と思いました。


 そういう社会では「いいひと戦略」(かわいげ)というのが有効らしい。京大卒ニートを卒業した(ややこしい)Phaさんの試みとか、資本主義システム以外のシステムの可能性も模索していく必要があるんじゃないかと思ったりします。就職せずに自給自足とコミュニティを作って生きる人がでてくるんじゃないかと思う。



僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない(岡田斗司夫)

https://cakes.mu/series/3221


お金がなくても楽しく暮らす方法

https://youtu.be/fdWpiMrHYBw


熊野MAKE日記 - 家をつくる・1 by pha - DMM.make

https://media.dmm-make.com/item/917/

  

「アジアスーパーグリッド」で日本の再エネも大きく変わる、というお話

http://sakazaki-dc.hatenablog.com/entry/2014/11/07/153731



 「小説家になろう」のランキングシステムは「評価経済社会」の一端なんですが、はてなブログやってて、いい記事にはブックマークがついたりするんですが、あまりそういう評価に惑わせられないように生きた行った方がいいように思います。


 「小説家になろう」からラノベ的作品を出したい方は、もうこのランキングシステムでポイントを上げていく方法を模索するしかないとは思います。


 ただ、文学や児童、歴史小説などは転生とか異世界的なものを取り入れないと、なろうでは生き残れないですが、書籍化の道はそれ以外にもあります。


 それは公募ガイドの投稿型の小説講座とか、ネットや普通の小説講座、学校などや新人賞などへの投稿になるのですが、その際にもこの「小説家になろう」の活動はプラスになります。自己紹介あったら書きましょう。


 確かに、ランキング上位にいくのが理想だとは思いますが、全くのラノベじゃないカテゴリーエラーでも書籍化されてる作品が出始めてます。


マネーロンダリング~二億円の行方 作者:青い鯖(※2014年11月1日、TO文庫様から発売! 感想89件 レビュー0件 ブックマーク登録 1,656件 総合評価 6,295pt)

http://ncode.syosetu.com/n4376bl/


小説家になろう:『マネーロンダリング~二億円の行方』 書籍化決定!

http://scoopersokuhou.blog.fc2.com/blog-entry-1891.html


三田一族の意地を見よ 作者:三田弾正(感想 999件 レビュー 1件 ブックマーク登録 7,263件 総合評価22,625pt)

http://ncode.syosetu.com/n0672bh/


 この作品はなろうでも人気ですが、ファンタジー系ではない転生歴史小説というちょっと毛色の違った作品だけど、一般には「仁」「信長のシェフ」などでかなり人気のジャンルになります。


 マグロアッパーさん(http://mypage.syosetu.com/455399/)のように、純文学的作品で面白いという評判の人もいます。

 

 「小説家になろう」にとらわれずに、そのカテゴリーで一番、最適な新人賞のデビュー方法を探るのもいいし、面白い作品を書けば、どこかで誰かが支持してくれるようになります。


 「小説家になろう」に最適化するのではなくて、ソードアートオンラインとは違う世界やジャンル自体を作り出すような気持で書いていけばいいと思います。「幻想再帰のアリュージョニスト」なども、もはや全く違うジャンルの作品になりつつあります。


 はてなブログなどでもウケる記事を書こうとして、「映画ベスト10撰」とかいう記事を書く人もいますが、それでブックマークが沢山ついてアクセスが上がったとしても、その人自身は自分自身が書きたいことの何割を書けたのだろうか?と思います。


 小説家にしても、物書きの幸せというのは「自分の書きたいことを書くこと」であって、人気を得ることじゃないのではないか?と最近、思うようになった。


 専業ではなくて兼業で別にそれで飯を食ってる訳ではない物書きなら、そういう必要性自体がないんじゃないかと。


 人気とか、アクセスって、作品を書く結果としてついてくるものであって、それを狙ってもいいけど、何か違うなあと思ったりします。


 ということで、自分の書きたい世界を存分に展開して、評価はそんなに気にせず書いていけばいいと思います。読者は神様とはいえ、合わせすぎてもどうなんだろうと思う。


 とはいえ、とりあえず、デビューしたい!というのが「小説家になるための戦略ノート」の読者層だとは思います。


 でも、本来は「ラスト・シャーマン」の長緒 鬼無里さん(http://mypage.syosetu.com/mypage/novellist/userid/417790/)とか、「Twelve Coins Of Hades ―戦国真田十二文銭―」の大槌小太郎さん(http://mypage.syosetu.com/410040/)のように、たまに休みつつも、マイペースで書きたいことを書いていくのがいいと思います。


 毎日更新しないといけないとかあくせくせずに、自分の作家性や方向性を育てる時期をもつのは大切だと思います。小説家になってもネタ切れで大変ということもあるけどね。そんなことはデビューしてから考えればいいことなんだけど。


 この話が結構、好きです。 


 乾為天の龍:リーダーの易経

 http://bloom.at.webry.info/200802/article_1.html







(あとがき)



 とりあえず、週一ぐらいで小説更新しないと寿命が来てしまうという感じです。

 だらだら、DVDとテレビばかり観てますが、今期はなかなか見たいドラマが多くて困ってます。


2014/11/08 23:02の小説家になろう版より転載。

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