第32話 「小説家になろう」のテンプレ最強法則の解明!/若桜木虔の「小説新人賞の傾向と対策」

 若桜木虔わかさきけん氏の「小説新人賞の傾向と対策」という本があります。


 今回はこの本から話がはじまりますが、プロ作家である若桜木虔氏(霧島那智名義の架空戦記物もあり、著書は500冊超)のメール添削の小説講座の門下生から、話題の歴史小説「信長の棺」の加藤廣氏が出たりしていています。この方の小説のメール添削講座から新人賞受賞者、予選通過者が結構、出ています。指摘が的確なんでしょうね。

http://prosakka.main.jp/kouza/



 この方、月刊「公募ガイド」にも連載を持ってて、小説の新人賞の傾向と対策を個別に書いていて、これをまとめたものが「小説新人賞の傾向と対策」の本として出されてるようです。僕も愛読していて、デビュー後にどうやって生き残るか?という話も出ていて面白いです。


公募ガイド

http://www.koubo.co.jp/



 栗本薫/中島梓の小説道場の門弟からも、プロになった江森備、尾鮭あさみ、秋月こおなどのJUNE小説家が育ってます。


 小説道場は、小説JUNEに連載されていて、私、ボーイズラブ(BL)とかの趣味がないもので、投稿したくても、投稿できないし、特集などあったら、小説JUNEを買ってしまったり。レジのお姉さんの目が怖かったです。たぶん、物置探したら見つかるでしょう。黒歴史です。


 130巻の「見知らぬ明日」で作者死去により未完となったグインサーガの続編は、彼女の小説講座の直弟子、五代ゆう著「パロの暗黒」(131巻)、宵野ゆめ著「サイロンの挽歌」(132巻)が発売されています。


 結構、中島梓の小説道場からプロが輩出されてますが、他にいるかもしれませんね。



 それで、若桜木虔氏の「小説新人賞の傾向と対策」という本読んでたら、「初心者は弱い、平凡な主人公を設定するな!」「最初から強くて、エキセントリックな主人公を設定せよ!」という法則が出てきます。


 弱くて、平凡な主人公が成長していく物語というのは、僕もそうですが、小説の新人賞に一番多く投稿されるタイプの小説らしいです。


 弱い主人公が強くなる過程というのが、作者が違っても全く同じパターンになってしまうらしいです。それと、強くなっていく過程を描いていると、小説のはじまりが冗長になって、下読み委員さんの段階で足切りされます。


 小説新人賞の下読みは、編集者ではないことも多いので、アルバイトとかも多いようです。素人の一般人がひとり50~100編の小説を読まされたら、同じパターンだと嫌になって、少し読んだら投げ捨てたくなるでしょう。


小説下読み体験

http://husiginayonin.jugem.jp/?eid=12



 下読みはつまらない小説を「落とすための選考」なので、出だし一枚ぐらいがつまらないと、ポイ!となってしまう可能性が高いのです。


 

 「作者の想像力、イマジネーションの比率とオリジナリティは反比例する」という法則もあって、ライトノベルとか書くなら、逆にヨーロッパやアジアの歴史を調べて、それを小説に書いた方が逆に「オリジナリティ」が出てくるようです。


 現実の世界を参考にして、小説書いた方が「オリジナル」になる理由は、人間の想像力、発想など、天才でもなければ似たり寄ったりになり、結果、作者が違うのに、新人賞の原稿が打合せしたように同じ傾向になってしまうのです。 


 若桜木虔氏の公募ガイドを愛読してて、この問題をクリアする方法は一貫していて。


1、何かの専門知識、薀蓄うんちくを披露して、選考委員を感心させる。


2、小説の舞台は東京、大阪ではなく、地方都市(未知の異世界)とかにする。


3、よくあるネタは使わず、現実リアルの世界の歴史などを研究することで、オリジナルな作品にする。



 こんな感じの法則となってます。


 つまり、これって、「小説家になろう」のテンプレの法則なんだわ!


 選考委員はたいがい東京に住んでるので、間違ったら粗が見えやすく、また、地方都市(未知の異世界)の方が新鮮だし、ゲーム世界のマニアックな専門知識は薀蓄(うんちく)になり、出だしで主人公が死ぬ→異世界転生&最強に生まれ変わることで、出だしで下読みにポイ!されることを防ぐことができる。


 「小説家になろう」のテンプレ最強法則!が、ここに解明されました!

 そういうことだったんですね。


 下読み、選考委員さんは同じような作品ばかり読むことになるので、違った傾向の新鮮な作品に飢えてます。


 どんなにラーメン好きでも、50杯もラーメン続くとさすがに飽きるという訳です。


 なんですが、読者は安心できるワンパターンの物語を好みます。


 どちらも満たすのは、ただ、テンプレを真似するだではダメなようですが。


 「進撃の巨人」が巻を進むごとに部数を落としてたり、三浦健太郎が「ベルセルク」に行き詰って、「進撃の巨人」のような新作の物語を書きはじめていますが、実はその原因にも関係するお話だったりします。それはまた、後ほど書きます。



 それで、作品のオリジナリティを高めるためには、リアルの世界の専門知識うんちくが必要になります。


 「事実は小説より奇なり」という言葉もありますが、現地取材や旅行体験、小説とは関係ない自分のリアルの世界の充実が、小説のオリジナリティを高めるらしいので、時にはどこかに出かけいったり、人と会ったりしましょうということですね。



 次回はビジネス書出版会議でなくて、小説道場が続きます。










(あとがき)



 アルファポリス第一回ライト文芸大賞ですが、やはり、ライト文芸分野の上位陣が上がってくるという予想通りの展開です。

 鏡野ゆうさん、南野雪花さん、饕餮さんが大賞、読者賞有力候補かなと思います。


 ただ、書籍化しそうなのは、亜麻寺ゆうさんとか、何となくイメージ通りというか、売り出しやすいと思います。

 内容読んだ訳ではないんですがね。

 ただのイメージです。


 東方不敗氏もそろそろデビューしてもいい頃かと思ったりしますが、中七七三氏の作品は有りだとは思うんだけど、微妙にカテゴリーエラーというか、編集部の望むイメージではないですが、エロ系作品レーベルあるならあるかもと思う。


 僕の作品も20位とかで2500ポイント入れて頂いてありがとうございます。

 

 ザキトワが秋田犬マサルの呪い(マーシャに変更)で大コケして4位になった女子フィギュアスケートの世界選手権ではないですが、二位、三位になった日本選手のように自分のベストを尽して更新していきたいと思います。



2018/4/2 5:49

https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/985204


2014/01/25 08:40

https://ncode.syosetu.com/n4163bx/32/

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