第31話 私の小説はオリジナリティ完全無視の秘密のパワーの上に成り立ってる!/栗本薫=中島梓の小説道場のお話

 さて、「小説道場」をはじめる!


 というのはウソですが、中島梓(小説家、栗本薫の評論&エッセイ執筆の際のペンネーム。数年前に死去)の「小説道場」のお話です。


 今回のタイトルの「私の小説は『オリジナリティ完全無視』の秘密のパワーの上に成り立ってる!」という言葉は、中島梓の小説道場の(Ⅱ)の31ページで彼女が語った言葉です。


 正確にはちょっと違うのですが、そういう意味のことを言ってて、これ前後の文脈の流れとしては、彼女が小説道場の門弟(小説JUNE誌に作品を投稿してる一般人)の作品を批評していて、オリジナリティの問題に触れて「プロ小説家でも十本のうち、九本までが駄作で、オリジナリティなど一生に1、2回出せたらいい」ということも言ってます。




 「小説家になろう」でも、盗作問題で作品を削除されたり、オリジナリティの問題はいろいろと話題になりますが、盗作(もしくは、パクリ)とオリジナリティは紙一重かもしれないと思います。


 ただ、文章の完全コピーとか、あまりにもそのままだといけないし(これが盗作)、人気作家の作品だって、元ネタが指摘されれることは多いですね。


「元ネタさがし」というサイトもあります。

http://www.ffffff.jp/




 堤幸彦監督「SPEC」の「一十一」(にのまえじゅういち、時間停止の能力者)の元ネタは、確かジョジョの奇妙な冒険の敵役「ディオ」の「世界(ザ・ワールド)」ではないか?と指摘されてますね。オマージュと言われてますね。「SPEC」自体のストーリーも、アメリカのドラマ「ヒーローズ」そっくりだしね。

http://atmarkjojo.org/archives/2012/2012-04-27-002431.html


TBS系の金曜ドラマ「SPEC(スペック)」に、『世界(ザ・ワールド)』の特殊能力者がいるらしい!?

http://atmarkjojo.org/archives/2010/2010-12-09-002115.html



 

 それと、パクッた上に、パクリ元を堂々と公言し、それを宣伝材料にされてしまってる「三国志」(著作権フリー?)という中国のお話がありますが、「私説三国志」だとか、「俺の三国志」、「その後の三国志」、「泣き虫弱虫諸葛孔明」(酒見賢一の名作)なんてのもあります。


 「三国志」は作者不明で著作権フリー?なのかもしれませんが、もし、著者に訴えられたら、軒並み盗作ばかりになってしまうでしょうね。むしろ、ストーリーをあまり変えたらダメだし。


 歴史の話や民話、こういうお話は「私の小説はオリジナリティ完全無視の秘密のパワーの上に成り立ってる!」と言えるかもしれませんね。




 栗本薫の「グインサーガ」は元ネタは、ロバート・E・ハワードの「コナンシリーズ」(ヒロイックファンタジーの名作)と「三国志」のミックスで、主人公のグイン=コナン(ハワードの小説の主人公)だし、グインサーガの世界では、パロ、ケイロニア、ゴーラという三国が出てきます。


 しかも、栗本薫はそのことを半ば公言してます。ただ、グインは豹頭にして、仮面なのか、魔導師に魔法をかけられたという設定にしていて、何かとアレンジしてます。


 ハワードの小説のシーンとそっくりなものも出てきますが、これはパクリとかではなく、作品を大好きなゆえのオマージュに当たるんでしょうね。


 今となっては、元ネタがどうだとか関係ない、全くのオリジナル作品になってますね。




 結局、文章の完全コピペ、あまりにも似すぎてる設定、ストーリーはまずいですが、好きな作家の作品に影響を受けるのは仕方ないし、オリジナル要素を色々と入れていくのがいいと思います。


 次回は前回の予告通り、地元岡山県でビジネス書の出版会議(という名の営業)に出た時の話になります。


 と思ったけど、次回は「新人賞の取り方の解説本」の紹介などをまじえて書いていきます。すぐ書きます。







(あとがき)



 ネットはリンク切れが多いので、やっぱり、引用をした方がいい場合もありますね。

 ちょっとエッセンスだけでも引用するようにします。

 たまに意味が分からなくなって、記事書き直すことがあります。

 


2018/4/1 9:30

https://www.alphapolis.co.jp/novel/771049446/375169170/episode/983473


2014/01/25 03:07

https://ncode.syosetu.com/n4163bx/31/

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