第11話
初めて依頼を達成してから10日ほど、薬草や木の実の納品依頼を行いながら、
ある程度、
今までは動的な
買い出しや夕食を終えた
過剰とも考え得る慎重さの原因は、自身の
『自分の
などと説教された
治安部隊長の厚意や同情で仕事を与えられ、労働の対価に衣食住を与えられていた
子供や大人ではなく、雇用主と労働者の関係は稚拙な自分を叩きなおす機会となった。
厳しいながらも幼稚な自分を心身ともに鍛え、送り出してくれた衛兵の皆さんには超越した恩があり、期待に応えるため、学んだ事を忘れてはならない。
否、忘れたくない。
忘れるような自分に成りたくない。
そう思える間は大丈夫だろう――と思いながら手入れを続けた。
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