第6話
「確認しますので少々お待ちください」と言い資料を探しに受付を離れる姿を見送った。
資料と共に戻ってくるまで手持無沙汰になり、屋内を見渡しながら時間を潰していると、
申請内容を読み上げながら丁寧に確認する受付嬢の言葉を聞きながら、
申請された書類に不備はなく、提出していた
実績がない事から許可された期間は1か月だが実績に応じて延長し得る可能性もあり、延長できるように頑張ろう――と前向きに考えた。
「宿舎を利用できる期間は
料金などの説明を受けた後、指で示された契約書の項目に個人情報などを記入した。
記入した情報などを読み上げ、最終確認を求める受付嬢に「大丈夫です」と答え、差し出された容器に入っている染料へ指先を漬け、指紋を用いた判を契約書に押した。
提示された契約金を払い終えたら、不要な宿舎利用契約書を片づけた受付嬢から別の書類を渡され「この書類を宿舎の受付へ渡してください。渡さないと宿舎を利用できないので、紛失しないように注意してください」と言われた。
部屋へ行き確認を終えると寝床を確保した安心感から、空腹が気になり、宿舎の食堂へ向かった。
慣れない馬車移動や手続きに緊張して疲れた身体や精神を休めるため、早々に就寝することにした。
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