第3話
私はひたすら歩き、都子の家に着いた。
家に着いてドアを開いた途端、太って汚い男がハァハァ言って私に近づいてきた。
私は吐き気がし、『やめてよ!』と言ったが、男は辞めなかった。
男は私の口に舌を侵入し、キスさせられた。
私は嘔吐したが、男は私のゲロを飲み込んだ。
そして、男は私の服を脱がし、私のとある部分に挿入しようとしたその時。
都子が現れた。
「こいつは私の彼氏の明人だ。」と都子は言い、都子は「ゴムを付けてから挿入しな!」と明人に命令した。
明人は、都子の命令通りに、ゴムを付けてから私のとある部分に挿入した。
明人は気持ち悪くて臭い息を吐きながら、ゴムの中に白い液体を出した。
ファーストキスと処女が、こんな形に奪われるなんて。
私は悲しくて泣いた。
その後、都子の命令で明人に解放された私は、自分の家に帰宅し、そして泣いた。
+++
泣き腫らした目を見た美咲が、私にこう言ってきた。
〈またいじめられたの?〉と。
私は、『違うよ』と嘘をつき、自分の部屋に行った。
明くんとキスもしたかったし、それもしたかった。
なのにこんな気持ち悪い男に奪われるなんて。
私は再び泣いた。さっきの涙の2倍は泣いた。
数時間後。私は家族に顔を見せずに、お風呂に入った。
今日はあまり家族とご飯を食べたい気分ではないので、『お母さん、今日は自分の部屋で食べさせて』と言った。
私は、初めて性犯罪の被害者の苦しみがわかった気がした。
ご飯を食べた後、私はTwitterの裏垢で、苦しみを吐き出した。
大好きな明くんもいなくなり、家族にも話せない苦しさ、いじめをされている辛さを抱えた今、苦しみを吐き出し、相互フォローの人達が共感し、励ましの声を送ってくれるのが救いだった。
現実では家族が味方だけど、ネットの世界では相互フォローの人が味方だ。
少なからず味方がいる事に、私は嬉しくて泣きそうになった。
+++
3時間後。私は眠くなり、ベッドで寝た。
苦しみ 白美人 @moeka_13_h
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