第8話 これで最期?
くたびれたTシャツに
迫りに迫り
グレーのスエットは
困りに困る
情けな
悲惨な俺様
見渡す部屋は
遺産の有様
テレビのリモコン
俺のお気にの
赤いクッション
二人で選んだマグカップ
鍵尻尾の黒猫付き
互いに選んだリングはケース
鍵付き
でも鍵なんかした事ない
「なんか恥ずかしいな」
2年前の
耳打ち
現実は響く
インターフォン
窮地
「今日はちょっと」
焦る背中が確信犯
「わかりました」
あの時の声がした
「いつもそいつ来てるのかよ」
喉からの手が
「だから、知り合いなんだって」
消化不良の
「知人の息子が引っ越して来て
そいつに勉強教えてるなんて
信じられるかっっっ。漫画か?」
「だから、人見知りが激しくてさ、、、」
予想以上の堂々巡り
異常気象は空回り
真夏の気温は右肩上がり
集中豪雨に行き止まり
「あのー、
微かに聞こえる
(いっそのこと)
「入って」
開錠の章
わかっていない
高温注意
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