第4話 なないろチャイム
何も変わらないはず
秒針が俺の前を
練り歩いて
無関心
世界の
77億の朝日が
手を繋いで
意気消沈
あってほしい
友達は友達で
会ってほしい
なんで俺なんか
なんで
なんで
なんで
言えない思い
言わない思い
毎日は毎日だった
のに
毎日が参る日々になった
今日もまた
呼ばれて
そのまま
そのまま
脳の隅まで
いや
皮膚の下まで
喉の奥から
いや
腹の底から
裂けるチャイムの
こんな毎日は嫌だ
黒板に殴り書く
そんな想像
チャイムチャイム
「
冷たいだけの壁の前
「……」
冷やかしのタイトロープ
「これってさ、片思いなの?」
こめかみに突き刺さる銃
「……」
言の葉が秒のエスケープ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます