自己肯定感を高めてくれるアカネチャン
「可愛い」
「可愛いね」
「可愛いなぁ」
なんて彼女は今日もそう私に放つ。
いや他に褒めるところはないのかよと思わなくもないけれど「可愛い」と口にする彼女のその声が思わず恥ずかしく感じるほどとろけるように甘く、また何故かいつもその顔には満面の笑みが浮かべられているものだから。
今日も私は
「…どーも」
ありがとうね、なんて言葉しか返せないでいる。
「ううん」
本当のことだもん、そう続いた彼女の声にんぐっと私は言葉を詰まらせた。そんな私に彼女はふふっと小さく笑みを浮かべて
「…本当に、可愛いよね」
もう一度、その言葉を優しく呟いたのであった。
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