第14話 私がガン?④
MRIの撮影の日。。
造影剤を使うと言われていて、初めての造影剤にまた緊張する。。
造影剤で具合が悪くなったりするのかな。。
色々なリスクが書かれたリストを読みつつ、緊張しながら自分の順番を待った。
名前を呼ばれて、まず軽く診察をされて、その後点滴をする。
思えば、点滴も初めてだった。。
そしてMRIの機械の上に乗り、右手を上げた状態で撮影が始まった。。
造影剤は途中、点滴のところから薬を入れていくと説明された。
以前に造影剤を使ったMRIを撮影したことのある友人に聞いた話によると。。カッと体が熱くなって、サーっと液体が流れていく感じで、お漏らししたかな?って思ったよ。。と聞いていたので、覚悟していると。。
『ではこれから造影剤を入れますね。』と言われて、身構える。。
やはり友人が言った通りで、急にサーっと熱い液体が流れる感じで、一瞬お漏らししたかと思った。。
もちろんお漏らしなどしていないのだけれど。。
そして、緊張の撮影は終わった。。
特に具合が悪くなる事はなかったが、30分くらい右腕を上げたままだったせいもあり、右腕が痺れていた。
看護師さんに、右腕が痺れているのですが。。というと『皆さんそうですよ。ずっと同じ体制でしたからね。しばらくすれば治りますよ。』と言われた。
痺れの残った重い腕を揉みながら、またぐったりとして、家路を急いだ。。
進まぬ人生 瀧澤 萠 @moe0414
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