第6話 一番好きな男③
私は好きな人ができると周りの友達にペラペラ喋ってしまう。。相談したくなってしまう。。
これがダメな原因でもあるのだろうか。。??しっかりと着実に結婚まで到達している人は、あまり周りには恋愛進行話をせずに、突然結婚する事になりましたー!と報告する人が多い気がする。。
か、その時も私は例に漏れず、周りの友達に逐一報告していた。。
周りの友達はさぞ面白かった事だろう。。
人の恋愛話は面白いものだ。。
遠距離恋愛をしているのに、毎日のように電話してくる男、頻繁に飲みに誘う男。。
私はどうしたらいいのかわからなくなってしまい、テニス仲間の主婦の子に相談したところ「じゃあ私が色々探ってあげるから、今度3人でのみに行こう!」という事になり、飲みに行った。
初めは仕事の話やテニスの話をしていたが、ついに友達が彼女の事について質問をし始めた。。
「彼女はどんな子でどうやって知り合ったの?」「転勤する前にいた職場で派遣で来ていて、半年前に告白されて付き合ったんです。まぁ、明るくて元気な子ですかね。でもすぐに転勤が決まったから、そんなに会ってないかな。。」
「じゃあ今は電話くらい?」
「電話と出張があるから、その時に会ってはいますね。」
「写真はないの?」「ありますよ。」
私も見せてもらった。
私よりも若い。。清楚な感じの子だった。。
「かわいい子だね。」「あ、ありがとうございます。」
お礼言うんだ。。なんだか。。ショックだった。。
その後大した収穫もなく、飲みは終わった。。
後日友達は「彼女若くてなかなか可愛かったね。でも付き合ってそんなに経ってないし、遠距離でしょ。取っちゃえ。」と言っていた。。
簡単に言うけど。。
今思えば。。友達の言う通り、この頃に素直に好きになった事を伝えて、彼と向き合ってみれば良かったなと後悔している。。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます