第5話 一番好きな男②
メールは毎日続き、彼が電話をしてくるようになった。
私はまだ実家暮らしで、母親は私が電話しているとわざと私の部屋に入ってきたり、ドアの外でこっそり聞いているような束縛っぷりだった為、電話は0時過ぎにしか取れなかった。。
それでも彼は、毎日のように電話をしてきた。。
さすがに私も。。ん?この人は彼女がいるんだよね。。なぜこんなに毎日電話をしてくるのだろうか。。??と疑問が生まれてきた。。
思い切って彼に「彼女には連絡しているの?」と聞いてみた。
「彼女とは時々電話してるよ。まぁ、向こうからかかってくる事が多いかな。。」
彼女ともちゃんと連絡を取っているんだ。。そうだよね。。付き合っているんだもんね。。
ちょっとズキッときた。。
私達は家が近かった事もあり、会社帰りにご飯を食べて帰る事も増えていった。
彼はいつもご飯をおごってくれた。
私もその頃は、販売の仕事をしていて時間が不規則だったので、親には職場の人とご飯を食べて帰るとしょっちゅうウソをついていた。
私達はますます仲良くなっていった。。
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