0-2 ハミ出る女

 豪快に出したケツだけでも、婆ちゃんが空飛ぶ位に驚いたが、振り返った女を見て、俺は驚愕のあまり腰を抜かしそうになった。

 

 


 実は後ろから見た時に、透けたブラの紐の上に薄~く肉がているのが分かるのも、微妙に高ポイントだったが、正面から見る圧巻の爆乳は規格外だ。

 パンッパンに詰まって弾けそうな肉の塊は、Tシャツという弱気な薄布に抑え付けられて今にも爆発しそうに揺れている。


 俺はすぐに分かった。

 Tシャツの下では、ブラに収まり切れない乳肉が、盛大にているはずだ。


 普通なら、歓喜のあまり踊りだしてもおかしくない所だが、俺はそんな事はしない。

 冷静に、そして、眠っている赤ちゃんに声を掛けるかの如く優しく、慈愛を込めて、その女に申し出た。


「お嬢さん、良ければもっと出させましょうか?」

 パアァン!


 ビンタと言うより掌底と呼ぶに相応しい一撃が炸裂し、薄れ行く意識の中で、俺の心は叫んでいた。


「あんた、最高だぜ、マイ・スゥイート・…。」

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