第2話 出会い
窓から日差しが差し込み勇気の顔に当たる。
「ん、んー~~あ~よく寝た~」
コンコン
「下で食事を用意しています。早めに降りてきてください」
(そういえば、宿に泊まってたんだ)
「はい、分かりました」
顔を洗い、髪をセットして僕は下に向かおうと、ドアを開けた。
すると、隣の部屋から女の人が出てきた。
(あれ?あんな人昨日いたってけ?僕が来る前にいたのかな?
瞳が黒くて、髪が長くて黒髪でとても可愛いな、王都は可愛い人しかいないのだろうか?
「おはようございます!」
ビク!
「お、おはようございます」
話しかけると彼女はすごくびっくりしていた
そして、何か唱えているようにも見えた、なんだろうと見ていると
"拘束せよ"彼女がそう言うと、地面から鎖が二本出てきて僕の体を拘束した
「え、な、何ですか?」
「は!またやっちゃった、こほん、私とこれに出てちょうだい」
そう言って彼女が見せてきたのがバトルロワイヤルだった。
「いやいや、絶対無理です。僕全然魔力がないんです。」
「いいから!これは、二人以上いないと出れないのよ!お願い!」
「え~これに出て何をしたいんですか?」
「そうね、出てもらう人には話しといたほうがいいわね」
「いや、出るって決まってねぇぞ!」
「これで、優勝すれば願いが叶うの、だからそれで私のお母さんを
生き返らせたいの」
「え!そんなこともできるの?すごいなぁ~」
「だから、手伝って!」
「分かった、僕じゃ手助けになるか分かんないけど頑張る!」
「ありがとう」
そう、笑顔で言った彼女はとても可愛かった。
拘束をとってもらって朝食を取り終えた僕はバトルロワイヤルが開催される9/10に備えて、
残り2日のうちに魔道具と呼ばれる、便利なグッズだが戦闘用にも作られると、代表的な作品では魔法剣や、魔法防具などだ。
買ってきた道具は、魔法剣(炎属性)一本 魔法防具(打撃耐性)回復薬10個だ
そして、当日約束していた場所に集まり、行こうとした時彼女が名前を聞いてきた。
「ねぇ、あなた名前何?」
「僕?」
「あなたしかいないでしょ」
「あ、そっか、ごめんごめん、僕は柏木 勇気だよ、君は?」
「勇気くんねよろしく!私は相澤 凛、よろしくね」
「凛さんね、こちらこそよろしく!」
軽い挨拶を交わした二人はバトルロワイヤル会場に向かった。
最弱青年の成長日記 @ZX10054
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