第31話最強同士の戦い

 アズレラは金髪を揺らせながら、目を剥き出しに高笑いをし、身に金黒の獅子を纏わせる。


【金獅子(アルファロス)】

 ランク S

 最新型エルグランド製。

 効能 近距離、長距離戦も全てこなす、オールラウンドタイプ。

 そして、両手を金機関銃マシンガンの装備。

  性能

   弾丸強化+500

   全属性魔力弾丸+500

   発射速度+500

   拡散威力+500  

   連射速度+500 


魔法金機関銃マシンガン

  ランク S

  性能

   弾丸強化+1000

   全属性魔力弾丸+1000

   発射速度+1000

   拡散威力+1000  

   連射速度+1000


 正式名称『金流星群アルード

  効能 中型銃の中で最高連続発射速度を誇る。

 威力の強い弾の連続発射は対象物を脅威に陥れる。

 様々な属性の付与を可能とする弾丸。

 弱点は弾丸、膨大な魔力の消費が激しい。

 なので如何に弾丸の補充と魔力の適度な注入保持が重要となる。


 【弾丸強化】レベル9【属性強化】レベル9【発射速度強化】レベル9【広範囲強化】レベル9 【連射強化】レベル9


 カルヴァン=アズレラ

戦闘レベル250HP1500/1500MP1800/1800


 やはり相手は思った以上の手練れだ。

 この勝負本気出せなければいけないかもしれない。


 一方俺は睨みながら、銀色の魔甲を纏い、右手に黒銃を装備。


魔法黒銃ライフル

 ランク S

 正式名称『黒龍ゲイボルグ

 外観は漆黒の闇で艶のある光沢。

最高峰の性能の良い銃,値段はつけれられないだろう。

効能  中型銃では最大火力を誇る。

 魔力を注入してからの弾の発射速度は最高速度を誇る。

 連射、高弾数の機能がある。だがその場合魔力消費が上昇する。

 性能

 射撃反応速度+200

 高速連射+200

威力倍増+200

 拡散威力+200

 リミッター制限付き

 


 【身体超強化】【装備超強化】【全属性魔力超強化】【超加速】【超回避】【弾丸超強化】【発射速度超強化】


トーマス=ゼルフォード

戦闘レベル150 HP2000/400↑MP1000/300↑


 「魔術戦闘申請!!」


 両者は叫ぶ。

 すると、辺りに緑の光が俺達を包む、どこからともなくAI声で、 


「学校側はこの勝負を受理致します……では始めてください」


 すぐさまバトルフィールドが展開され、それは緑色の空間。

 さっきまでコンクリートの空間やぶち破られた天井はない、ただ緑の広い空間に包まれている。

 上はどこまでも続き、横もどこまでも続く。

 良く見ると外で、フレスとガロロの顔が見える。


 先制攻撃を仕掛けてきたのはアズレラ。

 放たれたマシンガンの弾丸を最高速度で連射していく。

 左から右へ、右から左へと、何十発と、炎や雷らの弾丸が飛んでくる。

 対しては俺は無属性の青い魔力の弾丸で相殺し、何とか凌いでいく。

 だが、またも炎球が何列にも向かってくる。


「バババババババババ!!!! バババババババババ!!!」


「バンッ! バンッ! バンッ! バンッ!」


 凄まじい……連射だ。

 アズレラは魔力の構築、放出を0コンマの一瞬で連続で行っている。

 上級の魔術師並み、いや、それ以上だ。

 最強と自分で言うだけの力がある。

 俺は様々な弾丸を即座に右銃で撃ち落としていくも、やはり、弾丸が多すぎて追いつけない。

 制限が掛かっているため武器性能はあちらが上、更に俺の戦闘レベル100前後、アズレサの戦闘レベル200後半。

 高スキルを使用しても、効果時間は現状5分も持たない。

 そして、横へ、上へ、下へと移動しながら躱わしていく。

 接近戦はこちらが有利だが、広範囲と連射でこれだけ包囲網を作られれば、なかなか前にはいけない。

 何とか相手の隙を探すか。

 またも、横一列の弾丸迫ってくる。


「ウハハハハハハ!!! どうした!? どうした!?」


 すると、低空飛行の弾丸が脚を中心に狙い、弾丸が脚を掠れた。

 このままやられてる訳にはいかない。

 雷弾や水弾を連続的に発射する。



【雷弾】レベルMAX

 ランク C

 威力 雷属性魔力+100

 効能 弾丸に雷の魔力を纏わせた。

【水弾】レベルMAX

ランク C

威力 水属性魔力+100

効能 弾丸に水の魔力を纏わせた。

 


 だが、アズレラは驚異の回避能力で躱わしていく。

 弾丸を双眸でしっかりと見据えて、軽々反応していく。

 相手の隙が見えない。  


 俺は両手両足に雷の魔力を送り、スピードを上げていき、雷を暴れ出させ走る。


【雷暴走】

 ランク A

威力 雷属性魔力+500

 効能 雷を全身に纏わせることで、魔力や耐魔、敏捷力が急上昇。

また、【身体強化】【防御力強化】【魔耐性強化】などに合わせることで、攻撃力、防御力を一定時間高める



 複数の弾丸は躱わし、弾丸が掠れたり、接触しそうになるも、雷で弾き返す。

 弾丸はその場で燃え尽き、アズレラの表情が歪んでいく。

 猛烈なスピードで出鱈目な雷がやってくる。


「何っ!!」


「散れっ……」


 俺は雷を纏った左手でアズレラの胴体へと狙う。

 雷で突き刺すように。

 だが、アズレラはニヤリと笑い、突然、胴体から炎を放出させる。

 咄嗟に俺は左手を戻し、後退を余儀なくされる。


「ーーーー!!!!」


 全身に燃え盛る炎。

 これは……。


「てめぇのを見て、オレ様もやってみた」


 大炎を纏った金黒色の獅子。

 見様見真似で、できるものじゃない。


「てめぇ確か……Aクラスだったな。まさか、オレ様と対等にやり合える奴がこの学校にいるとはびっくりだ。つまんねぇ学校かと思ったが、今最高に楽しいぜぇぇぇ!」


「……対等」 


 ずいぶん、舐められたものだ。



 

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