第3話  今日も生きています

私は今日も生きています。

だからといって、別に死にたいという訳ではありません。

でも、特別生きたいというのでもありません。


何と言えばこの状況を説明できるのでしょうか? しいて言うならば、自分の生きている価値を見いだせない状況ということなのでしょう。


もちろんその価値を高めたいという欲求は人一倍あります。ただその欲求は叶うことなく、絶望感の方が強いのです。


特別生きたいというのでもなく、特別死にたいというのでもない、中途半端な私がそこに存在しています。


それでも私は今日も生きています。

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ネガティブエッセイ 大木 奈夢 @ooki-nayume

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